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哀愁のテーマ    1973.08
   作詞:山上路夫 作曲:鈴木邦彦 編曲:馬飼野康二
   演奏:オールスターズ・レオン
   録音:1973.05.11 キングレコード音羽スタジオ

  

一般知名度 私的愛好度 音楽的評価 音響的美感
★★ ★★★* ★★★★

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ザ・ピーナッツ現役時代の最後のLP「ジャスト・ナウ・ザ・ピーナッツ」の
最後に収録されている曲です。CD盤は「ときめきのピーナッツ」などに収録。
うっかり口ずさむと、ちょっと気分が滅入る位に美しくも悲しい曲です。
 ♪あの人のいないベッドは まるで白い砂浜
 ♪私は砂に捨てられた花のように さびしく散るのよ
こんな悲しい思いを女性にさせることは絶対にやめましょうね。みなさん。
 ♪女にはいつも涙の 影がついてまわるの
そんな思いになってしまうのは必ずしも女性だけとは限らないと思いますが、
心なしか、このLPのジャケット写真が憂いを帯びた表情なのでありまして、
いつもニコニコと微笑んで映ってたシャボン玉ホリディも終わってしまっていて
テレビにも登場機会がず〜っと減っていた時期だっただけに、楽しくないのかな
などと余計な心配をしてしまったことなど、この曲を聴くと思い出します。

私はやっぱり楽しくなる歌が大好きで、悲しい歌は他の歌手にもっと得手な方が
大勢いらしゃると思いますし、この曲を知らないでピーナッツを語るなかれ、と
言う方も居られるかも知れませんが、私はさほど愛好している曲ではありません。
詩、曲、アレンジは幾分類型的で新鮮さはないのですが、ピーナッツの歌唱には
聴き所が多く、感情の乗りや丁寧な解釈が年輪の力を感じさせます。

以前のピーナッツは何処でもぴったり息が合っていたんですが、ユニゾンの部分
でも歌い尻の音符の長さが微妙にズレたりもしています。これは感情表現主体に
意識的に切り替えているのではと想像しちゃいます。だから二人の女性が歌って
いるのだ、という当たり前のことが何故か意識出来る(気がする)歌なんです。
(追伸)
週末にADSLに乗り換えるのですが、説明書がチンプンカンプンで、ちと不安。
もしも、うまくいかないと接続出来なくなるかも知れないので(すごく弱気)、
もうひとつ、#004も書き込みしておきます。
---------------------------------------------2001/10/11(Thu) 投稿

パンプさんからのレス>

♪生きてゆくことは哀しみ 愛し合うことも哀しみ
・・・・・・・かぁ
わたしは悲しい曲も結構好きです(笑)
ただ、この曲だけに限らず、「ジャスト・ナウ・ザ・ピーナッツ」は
A面にしなかった作品を集めたようなアルバムだったように思うのですが・・
そうですね、その中にも「これはA面でもヒットしたんじゃない?」
そう思える曲は何曲かあるので、
この曲は「ちょっと手を抜いてるかな?」(失礼!)っておもえる程、
当時のザ・ピーナッツには手応えがない作品のような気がします。
この作品のファンの皆さん、ごめんなさい!!

<ウシオさんからのレス>

この曲はCDの「ときめきのピーナッツ」で知ったのが最初でして。
こちらの板でも何回か書いてますが、僕は歌謡曲を歌うピーナッツが
大好きなので、この曲も当然のことながらジャストフィット。
イントロのアコーディオン(?)からして「狙ってる感」ありありで、昔、
5分間番組でTV放送していた「ある日のヨーロッパ」という各国の街角を
紹介するような番組で流れてもおかしくないなあ、というようなそんな印象です
(これ、番組を知ってる人じゃないと通じない話ですね、ごめんなさい)。
とにかく、欧系映画を下敷きにしてそうな、そういう感じなのかな。
ただ、パンプさんもおっしゃるとおり、アルバム全体に関しては手応え感が
薄いというか、A面候補のボツ曲をまとめたのかな、なんて思ってしまうことも確か。
CD「ときめきのピーナッツ」はフランシス・レイのカバーアルバムと
カップリングで発売されましたけど、この2枚を組み合わせるセンスって、
いいところをついていると思ってます。


インファントの開通犬レス>

悪銭苦闘の末、今、ADSL〜AirMAC無線高速ネットが無事開通しました。
今日(13日)から利用出来るというので、午前零時を期してチャレンジ開始。
娘も途中迄起きてましたが「明日、試験だから」と言って寝てしまいました。
自分のノートでもエラーばかり出るので「ダメだこりゃ」と思ったのでしょう。
話を戻して、
ウシオさんはディスカバー後期歌謡曲路線という視点を教えてくれた恩人です。
後期の方が良い、とまでは思えませんが、味わう喜びの幅を拡げてくれたんです。
正直言って、最初は何て妙なことを言う方なんだろうと思ったんですがねえ(笑)。
ところで、
CD「ときめきのピーナッツ」はもう売っていないのでしょうか? ダメかなあ。
ある数だけ作って止めてしまうというのは淋しい話ですよね。他の歌手もそうなの?

ウシオも間もなくADSL開通>

目下の悩みは、ISDNからスムースに切り替えられるかどうか。
再来週の頭には切り替わってるはずです。
さて「ときめきのピーナッツ」。
僕は、製造中止やメーカーで在庫切れになってるCDを取り寄せる時、
たいてい新星堂さんを使います。廃盤になってなければ在庫が残っている
全国の店舗から取り寄せてくれるから。
で、今日馴染みのお店で検索してもらったら、すでにデータから落ちていました。
あきらめきれず「アマゾンコム」で検索をかけたのですが
(ここも変な在庫が残ってる場合が多い)、こちらでもアウト。
現在は、新品での発見は厳しいかもしれません。
歌謡曲系の復刻盤は、定番商品となるベスト盤と違ってある程度の数を最初に作って、
それがさばけたら販売終了になることが多いようです
(店員さん・談)。