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♪会津磐梯山     1960.04
   民謡:福島地方 編曲:宮川泰
   演奏:シックス・ジョーズ
   録音:1959.12.19

  

一般知名度 私的愛好度 音楽的評価 音響的美感
★★ ★★★ ★★ ★★*モノ

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デビュー1年目に出たLP「ピーナッツ民謡お国めぐり」の7曲目に入っています。
演奏者の記述に(弦楽助奏)と書かれてますが弦は無く、ラテン・リズム助奏です。
私は既に書いたように「モスラ」時点からのファン開眼ですのでリアルタイムでは
このレコードは手に入りませんでした。お店に取り寄せをお願いしたのでしたが..
なかなか見つからなくて、また、家には電話もない(特に貧乏な家ということでは
ありません。普通の家には電話などない時代だったんですよ)というわけなので、
何度も何度もお店に顔を出さなくてはならなかったんです。待つこと数カ月..そして、
以前にもここに書きましたが、ピーナッツさんの年頃の馴染みのお姉さん店員さんが、
「へへぇ〜」と笑ってこのLPを棚から出してくれたんです。嬉しかったなあ〜。
店員さんも自分のことのように喜んでくれてて「内緒よ」とか言いながらレコードの
カバー袋を沢山くれました。「大好きなピーナッツのレコード。大事にするといいわ」
みたいな事も言われたと思います。今思うと「菩薩」に邂逅したのかも知れませんね。

「会津磐梯山」はモノラル録音だし、CD盤はいまだにリリースされておりません。
勿論、ピーナッツの軌跡において重要な曲であるわけではないことは承知してますが、
何とかデジタル化をお願いしたいものです。(売れる商品とは私も思いませんが..)
さて、余談はともあれ、聴いてみましょう。
 ♪イ〜〜ヤァ〜〜〜ァ 会津磐梯山は...
 ♪イ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ヤァ〜〜〜〜〜ァ 東山から...
2段目は間奏の後のかけ声部分の出だしが最初のそれとは違って音符の長さが倍です。
ここの所のピーナッツの声がとってもイイんだなあ。文字には出来ない。焦れったい。

全体に、もちろんハーモニーは見事なもんだけど、技巧めいたものは何にもない。
素のまんま、これが素朴で、心配事なんかないよ〜という感じがして心が癒されます。
この頃は渡辺晋社長もベースを弾いてたんですよね。宮川先生もピアノをジャランと。
ポピューラーな民謡のアレンジでも宮川節がこの頃から遺憾なく発揮されております。
ただし、このレコードは親父が家に居る時に聴くのは御法度でしたよ。なぜかって?
福島県人だし、こんなのは会津磐梯山じゃないというのに決まっているからなんです。
元々の歌を親父は自慢のノドで聴かせることもありましたが、それは普通に馴染んで
いる「会津磐梯山」とも違ってましたから、ピーナッツのは言語道断でしょう(笑)。

---------------------------------------------2001/10/11(Thu) 投稿

パンプさんからのレス>

残念ながら私はこの曲、彼女達の歌声で聴いたことがありません(泣)
当時のLPでしか聴けそうにないので仕方ないですね・・
でも、「会津磐梯山」を歌ってたなんて嬉しいな!
インファントさんのお父様が福島県人なのは初めて知りましたが、
何を隠そう、なんとこの私も福島の空からこうしてメールを打ってるんですぅ。
はい、福島県の郡山市に在宅しております(笑)
インファントさんもこちらに出掛けられることがあるんでしょうか?
この時期は木々も色づき始め、「裏磐梯」と呼ばれる
磐梯山周辺は「秋一色」で紅葉狩りには最高です!ネ!!
バイク・ツーリングで楽しむわたしにとっては
「さわやかな風」になれるひとときを提供してくれます(笑)
あ、曲から離れてしまいましたね(汗)
機会があったら、ホント聴いてみたいなぁ・・

インファントの福島犬>

「モスラ」の資料を眺めていたら、あの映画音楽(勿論♪モスラの歌も)を作曲した
古関裕而さんも福島のご出身なんですね。意外なところにも福島に縁があるんだなあ。

2009年1月21日 遂に待望のCD化が実現しました。バンザ〜イ。