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♪愛の泉      1972(推定)
    作詞/作曲:渡部隆己 編曲/演奏:不詳

   

一般知名度 私的愛好度 音楽的評価 音響的美感
★★ ★★★★★ ★★★★* ★★★★

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NHKあなたのメロディーで世に出て、トア・エ・モアの歌唱でヒットした佳曲。
これ、凄ぇ〜いいよ。
まるでこれ、ザ・ピーナッツのために作られたんじゃないか、と錯覚してしまいます。
ザ・ピーナッツ・カヴァーヒッツ「ナオミの夢」というCDアルバム(1999.05)が
発売された時に初めて聴いたんです。
元はカーステレオ用8トラックテープ商品とのことですが、当時、何か売ってるな、
とはうすうす気付いたものの買う気はありませんでした。(車持ってないしね)

キング・レコード・レーベルでは、重鎮であるザ・ピーナッツに流行歌のカバー曲を
歌わせるなんておこがましいことは出来なかった筈です。(と私は思う)
ナベプロ傘下のアポロンだから出来たことだと思います。
それが良かったという面の一番の好例がこのカバーだと思ってしまいました。
人は好き好きですから、色んな感想があるでしょう。が、私はこの曲が一押しです。
 ♪二人が歌い出せば 魚たちが踊った
ここあたりで不覚にも涙ポロポロ状態になってしまいました。
まさか泣くとは思いもしなかったんで、パジャマの袖で鼻水も拭いたり(汚ねえな)、
涙は悲しい時じゃなくても出るんです。(しかし涙腺弱くてね〜、男らしくないね)

娘は私がピーナッツの歌を聞き出すと、いつもは自分の部屋へ避難?するんですが、
この歌は「私、こういうのが好き。いいじゃん」と、珍しくしっかり聴いてました。
元歌を聴いてみたいなと思って家内名義?のトア・エ・モアCDも借りてみました。
あれっ! アレンジ全く同じじゃないですか?
カバーものは殆どピーナッツ風にアレンジしてるのに...ということはですねえ...
スタッフもピーナッツにぴったりの歌だと思ったのではないのでしょうか?
最初のソロでお一人づつ歌うところがいいですね。なんて心暖まる声なんでしょう。
 ♪それはそれは
の輪唱効果なんか、もう天使の歌声です。耳が洗われるようです。

とにかく、良いです。もう生きてて良かった。これが聴けて幸せです。
織田信長みたいに、人生五十年で終わってしまっていたら、これ聴けなかったなあ。
皆さん、身体を大切に、そして、自殺なんか考えちゃ駄目だよ!
生きていれば、こんなにいいことがあるんだからね。これ実感だよ。
渡部隆己さんという方、全く存じませんが、いい歌をありがとう!!!

---------------------------------------------2001/10/21(Sun)投稿

パンプさんからのレス>

 ♪遠い北国の森 愛の泉があった
勝手に福島の「檜原湖」だと信じてイメージしていた時期がありました。
NHKの「あなたのメロディー」は大好きでよく観ていたなぁ。
ザ・ピーナッツも結構出演していて、
楽譜を片手にでしたが、素人さんの楽曲を見事に歌唱なさってました。
あー、この時の歌の数々も公表してくれないかしら?
あ、脱線しちゃった・・(汗)
トア・エ・モアでの発表は作者の希望だったように記憶しているんですが、
違ったかしら?
でも、ザ・ピーナッツもステキに歌ってますよね!
なによりも声が澄んでいて、脂ののりきったって感じ。
えっと、艶があってって意味ですよ(笑)

だけどインファントさん、
「自殺なんか考えちゃ駄目だよ!」って、ラストに凄いメッセージで
面食らっちゃったんですけど・・これって・・

インファントの古狸犬>

> 面食らっちゃったんですけど・・これって・・
まったく跳び過ぎを十分自覚。意味わかんねえよ、ってことになりそうなんだけど、
悲しかったり、楽しかったり、色々あるからこそ面白いんだ。(ますます意味不明)
文脈の乱れは心の乱れ、男純情、消え入りたいような恥かくことも多々ありまして、
ピーナッツも歌ってる  ♪こんな気持誰にも わかるはずがないのよ
坂本九は泣けっつあ〜ね ♪涙がこぼれない よお〜おに
植木等は救われますね  ♪み〜ろよ 青い空〜 白い雲
ハナ:エ〜今日は、自殺はやめようピーナッツと題しまして、人生七転び八起きを
   テーマにお送りしました。やっぱり生きてるってことはいいもんですね。
   ところで、このピーナッツ、若く見えますが、実は120歳の古ダヌキで、
   (ヒジテツ2本)
♪My star dust melody The memory of love's refrain ... ... ....

<ウシオさんからのレス>

友達から以前トワ・エ・モアのCDを借りたことがあって、
その中にこの曲も収録されてたんですが、いい意味で異質で
ちょっと際立った印象を受けました。
おそらく、トワ・エ・モアの中でも、いわゆる「歌謡曲」っぽいタイプの
この曲をピーナッツに歌わせようと思ったディレクターのセンスって
相当なものではないでしょうか。