■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

♪愛ふたたび   1971(推定)
   作詞:谷川俊太郎 訳詞:朝吹由起子 作曲:浜口庫之助 

   

一般知名度 私的愛好度 音楽的評価 音響的美感
★★★ ★★★★

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
             
この歌のことを何も知りませんでした。ピーナッツで初めて聴きました。
これでは解説もどきの事は何も書けません。だれか助けてくれ〜。
超著名作家が名を列ねているところから、さぞかし有名な曲なんでしょうね?
「愛ふたたび」で検索しても、元歌を歌った「鹿島トモ子」で探してもCDは無い。
名前で検索してたら、○○○真理教関連公判のHPが出て来たのでビックリした。
とにかく手がかりがないんです。(インターネットもこの程度のもんなのかなあ)
これではまるでピーナッツが歌い継いでいるという奇妙な現象となっているよねえ。
そこで視点を変えて、カバー歌謡一般論といきますか。

この歌は、ザ・ピーナッツ・カバー・ヒッツ「わたしの城下町」というCDに収録
されています。最近出た、ドリームCDボックスにも入っています。
音源はナベプロ系列のアポロン音楽工業の録り下ろしです。その解説から、
「当時、ミュージック・テープの需要と言えば、大半がカー・ステレオ用であった。
 免許を持っていない十代が買うことはまずなかった。したがってポップスものより
 歌謡曲・演歌もののミュージック・テープの方がどうしても多かったのである。
 ジャズ・スタンダードから民謡まで巾広いレパートリーを持つピーナッツだが、
 さすがに日本の歌謡曲をカバーするレコードを出したことはなかった。
 これはミュージック・テープだからこそできた企画といえよう」(抜粋)
ということで、これはかなりの珍盤なんであります。(よく発掘したもんだ)

実際に耳にするまではこのCDを手にしても、ちょっとした嫌悪感がありました。
おいおい、ザ・ピーナッツともあろうものが歌謡曲のカバーなんかすんなよなあ!
第一なんだよ、この選曲はよお、すんげえ趣味悪いじゃんか、冗談じゃないぜ...
...ところが、結構これ、いけるんですよ。意外、意外。
編曲は宮川先生だと思うんだけど、歌唱指導はどうも最小限みたいでピーナッツの
主体性に任せているような気がします。好きにやったら、みたいな感じで(笑)。
しかし流石に腐っても鯛(良い喩えじゃないか)というかクオリティの高さは凄い。
最近、固有名詞は避けますが、昔の歌をリニューアルして歌う方がおられまして、
そのCDを購ったんですが、聴いてすぐに飽きてしまいました。
所詮、御隠居の道楽みたいで、仲間と打ち込み音源で遊んでいるという感じです。
商品としては大量に売れたのでしょうし、企画大成功で結構なことですが...。

それに比べ、このピーナッツCDのひたむきさはどうでしょう。感涙もんだよ。
カバーとはいえ、なかなかどうしてこの生オケの分厚さは尋常じゃないですよ。
こんな立派な伴奏は最近とんと聴けません。ほんとだよ。営業的には疑問だけど。
昔は良かったなんて、つまらんこと言いたくない。今でもやれば出来るんだから。
バンドの技術自体はどの楽器でも今の方が上手なんだよ。きっとそうだと思う。
なのにさ、打ち込みばかりじゃ悲しいよ。作り手側の思っている完成度という点は
レベルが凄く高く理想的にはなるよね、人間技を超えることだって可能なんだし。
でも、こんな録音はとっても大事なものを失っているような気がするんだ。
音楽媒体を売る産業自体がこれではいずれダメになるような予感もする。
恐らく録音だけという商品は売れなくなって、映像主体の付随音楽になるのかも?
みんな長編CMみたいな映像を繰り返し眺めるのか。つまんないことになるな。

                      2001/12/19(Wed) 投稿
------------------------------------------------------------------------
<アンカーさんよりレス> - 2001/12/19(Wed) 22:32
この歌は元歌を知りませんでした。(今も)
で、ピーナッツの「カヴァー・ヒッツ」の中で演歌調のものが
多く入っている「私の城下町」の中でもちょっと苦手な部類です。
あんまり情感を込めて力いっぱい歌う歌ってちょっと。
もっぱら「ナオミの夢」の方ばかり聴いてました。
で、インファントさんの書き込みを読んで、あらためてじっくり聴いてみました。
この歌にハーモニーを付けて歌う事が既に奇跡だなあと思いました。
二人の声が同じメロディーを歌っていてもそれぞれ独立して聞こえ、
且つ一つに聞こえる(意味がわからなくなっている)。
今までリズムもの中心に聴いていたから、ピーナッツて
こんなに感情込めて歌う歌手っだったっけ?と思ってしまいました。
そうなんですね。
「愛のフィナーレ」だって「ウナ・セラ・ディ東京」だってこもってました。
それと以前話題にも出たと思いますがオーケストラの楽器と同じく
ピーナッツの声もその一部として曲が成り立っているんだということ、
あらためて感じました。
カラオケで歌うんじゃなくて生のバンドと一緒に歌ってこそ
相乗効果というかその歌が生きてくるのでしょうね。