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♪青白いバラ      1970.12(シングル「大阪の人」のB面)
   作詞:山上路夫 作曲:沢田研二 編曲:宮川 泰
   演奏:オールスターズ・レオン

    

一般知名度 私的愛好度 音楽的評価 音響的美感
★★★ ★★★★

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いやはや...この曲は箸にも棒にもかからないというのが私の実感です。(>_<)
営業方針の変更だか何だか実情の詳細は判りませんが、宮川泰作曲路線は後退します。
今から思っても実際本当に勿体ない。歌手活動に結果として限りがあったのだから、
作曲は宮川先生中心で、すぎやまこういちさんが時々という路線で通して欲しかった。
沢田研二さんの曲が特に悪いとは思わないけど宮川作品には比べるのもおこがましい。
宮川先生の作曲は打率10割の物凄さがある。
世間一般の人は必ずしもそうじゃないと反論されるでしょうが、私は全部が大好きだ。

沢田研二さんが作曲能力がないのかというと、そうじゃないと思う。
異才ともいえるオリジナリティ溢れるメロディーラインを作り出す才能は素晴らしい。
だけど、聴き手は彼の才能を聴きたいわけではないのだ。そこにギャップがある。
沢田研二さんが分担した分を筒美京平さんが受けてたら、もっともっと良かったなあ。
それでもこの歌を聴かないというわけではないのがファンたる人間の業でありまして、
アレンジが宮川さんなのが大変な救いとなっていまして、編曲で聴かされてるんです。
オールスターズ・レオンというレコーディング・ミュージシャン達の腕もお見事です。
ちゃんと立派なピーナッツのシングル片面に恥ずかしくない出来映えとはなってます。

しかし、それでもなお、私の愛聴盤とはならないんです。聴く機会は少ないんです。
山上路夫さんの詩は悪くはないですよね。メロディーが滑ってるのかなあ。
私としては自分の好きな曲ではないものが流行って売れてくれると嬉しいんです。
「ウナ・セラ・ディ東京」は愛好度は低めなんですが大流行してくれて楽しくなった。
そんな風にこれもヒットしたら逆輸入的に好きになったかも知れなかったけど。
この曲はもしかしたらなんだけど、宮川先生はすっかり忘れてたんじゃないのかな?

<架空実況中継:ウソ八百、400%創作ですよ〜>
東海林「ねえ、宮さん、東京たそがれって大変な名曲だよ」
宮川 「たそがれ? そんなの僕作ったっけ?」
東海林「ね、私にいっぺん編曲やりなおさせてくれないかなあ」
宮川 「伊東ゆかりにこれ歌わせるのかい? この前は森岡さんに、手編の靴下を
    逢いたくて×2にお色直しされて大ヒットしたもんね。その線狙いなの?」
東海林「違いますよ。それに、それはあと一年後の話じゃないですか」
宮川 「そうか、予知夢だったか、そういえばこの前、紅白でねカラフルな指揮棒を
    二本使って螢の光を指揮した夢みたよ。スポットライトが僕にあたってね」
東海林「いくらピーナッツさんを指導されてても指揮棒二本は要らないでしょうが」
宮川 「二本指揮棒なんてムボウな事やるのは世界ひろしとはいえ宮川ひろしだけ」
あ〜あ、また大脱線してしまった。青白いバラは、花はどこへいったの。
某ちあきの掲示板に宮川ネタの楽しいのがあったから、ついつい。\(⌒▽⌒)/

(蛇足コーナー)
今日は娘は学校へ、家内は川へ洗濯に...じゃなくて買物に行ったのでピーナッツの
全曲聴きに挑戦。だけど、昭和39年「青空の笑顔」までで奥様が帰宅しました。
オミヤゲは小澤征爾のウィーンフィル/ニューイヤー・コンサートのCDでした。
我が家も結構ミーハーしてるんです。(笑)

2002/01/10(Thu) 投稿



<ウシオさんよりレス>
> アレンジが宮川さんなのが大変な救いとなっていまして
> 編曲で聴かされてるんです。
そうですね。聴き返してみると、宮川先生の小技とピーナッツの意外に色っぽくて
チャーミングな歌い方が特徴的で、楽曲としてはインパクトは薄いかもしれません。
しかし・・・
こういった歌謡曲路線のピーナッツに弱い僕なの。