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♪アトランタの草原にて 1968.12
なかにし礼:作詞 中村ハ大:作曲 中村ハ大:編曲
演奏:オールスターズ・レオン
録音:1968.09.05 キングレコード音羽スタジオ
一般知名度 | 私的愛好度 | 音楽的評価 | 音響的美感 |
★ | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★★ |
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再々再々「世界名作シリーズ」の曲ですので、シリーズ仕掛人のなかにし礼さんの
この曲の紹介文を先に引用します。(恒例化してしまったような...私は高齢化:笑)
マーガレット・ミッチェル作「風と共に去りぬ」より。
南北戦争ですべてを失った主人公スカーレットがアトランタの草原を見つめながら
「明日はまた明日の陽が照るのだ」と自分にいいきかせる有名な巻末の場面。
中村ハ大の音楽はアメリカ南部ジョージア州のアトランタの草原を思わせるような
雄大なスケールで始まります。
いや〜あ、生楽器っていいですね〜。アコースティックって最高ですね。贅沢の極み。
壮絶。華麗。クラシカルでシンフォニックでゴージャスでグレイトでビューティフル!
一体、この総譜は何段あることやら。物凄い譜面を書いてくれたよ、故中村ハ大さん。
中西「宮さん、この企画どうでしょう。僕は是非やりたいんだ。」
宮川「そりゃ、やるっきゃないでしょ。10周年記念です。♪売れたレコード五万枚」
牧野「先生、五千枚ぐらいしか出ませんよ。どう計算してもコスト割れです」
中西「やるんなら納得の出来る仕事をしましょう。中途半端ならやめましょう」
宮川「ピーナッツの為って誘えば、みんなお金要らないって集まりますよ。気持ちの
問題だから、終わってからお礼に銀座でパーッと飲ませればいいんです。」
牧野「そのパーッとが恐いんです。お二方に金勘定させようという人はおりません。
いいですよ。も〜好きなようにやって下さい。私もピーナッツと心中ですわ」
ということで、厚生年金会館大ホールを四日間借り切って、宮川先生のお気に入りの
管弦楽奏者を総動員。お友達の作詞、作曲家には協力しないヤツは人間じゃない、と
脅して、縁遠い筒美さんまでも引っ張り出される大騒ぎ。採算はどうなることやら。
...という記事はインファントの創作&ウソ八百だから本気にしないでね。
さて、いつも同じようなこと書いててもしょうがないし...
ここではこのシリーズをもしピーナッツ以外に歌わせて記念レコードを作ったら、と
架空デビュー10周年記念/ザ・ピーナッツ・トリビュート・オムニバス・アルバムを
企画しました。どうぞご笑覧下さい。
●世界名作シリーズ
1.アトランタの草原にて/風と共に去りぬ:中村ハ大 →キム・ヨンジャ
2.青い麦/青い麦 :すぎやまこういち →高橋真梨子
3.私はマノン/マノン・レスコー:中村五郎 →ちあきなおみ
4.愛の告白/狭き門 :中村八大 →松田聖子
5.愛の果てに/アンア・カレーニナ:宮川 泰 →森昌子
6.ウェルテルへの手紙/若きウェルテルの悩み:すぎやまこういち→岩崎宏美
7.恋のオフェリア/ハムレット :宮川 泰 →渡辺真知子
●ディスク・リサイタル
1.ガラスの城:なかにし礼/鈴木邦彦/森岡賢一郎 →美空ひばり
2.渚のコンチェルト:山上路夫/すぎやまこういち →黛ジュン
3.たった一度の夢:岩谷時子/宮川 泰 →園まり
4.冷たい舗道:橋本 淳/筒美京平 →大橋純子
5.愛のかたみ:有馬三恵子/鈴木 淳/森岡賢一郎 →テレサ・テン
6.ムッシュL:尾中美千絵/村井邦彦/川口真 →キャンディーズ
7.涙の人魚:山口あかり/平尾昌晃/小谷充 →いしだあゆみ
今日は骨休め休暇なんでこんな時刻に書き込みしてます。疲れがとれます。(爆)
この「もしも..この歌を誰がカバーしたら..」という作業は結構楽しかったです。
皆さんも、例えば、「アトランタの草原にて」は、布施明がもっといいぞ、とか、
このシリーズに限らず、「ふりむかないで」は浜崎あゆみがいいよ? とか(笑)、
思ったこと、書いてみて。
2002/03/20(Wed) 投稿