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♪イエロー・バード   1961.12
YELLOW BIRD   原曲:Keith,Bergman,Luboff
  訳詩:音羽たかし 編曲:宮川 泰 演奏:シックス・ジョーズ
  録音:1961.11.02 イイノホール
  
 

一般知名度 私的愛好度 音楽的評価 音響的美感
★★★★ ★★★★★ ★★★★★ ★★★★★

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ここ数日は化け猫(違った、迷い猫)さんの魔法にかかってしまいましてLynxの
CDを繰り返し聴きまくっています。寝てからも空耳で笛の音が聴こえてしまいます。
さて、何の因縁か? このイエロー・バードはフルートのソロから始まるんですよ。
このフルートも見事なもんですね。普通のかな? ソプラノフルートなのかな?
シックスジョーズのフルート担当はどなただったか知ってる方は教えて欲しいな。
この方はサックスもすごく上手だと思いますがフルートもパパはママにイカレてるで
実に冴えた演奏を聴かせてます。

このレコードは最初に聴いた時からベースの音がいやにデカイなあ、と思いました。
ピーナッツの録音ではこういう感じは珍しいなとも思いました。
そして、このベースが殆ど技巧らしいことをしないのが素朴で面白い。
これは渡辺晋社長なんでしょうね。(笑)
この録音はピュアなシックス・ジョーズのようで、サロン風でしっとり聴かせます。
このシングルAB面はコンボ・バンドの良さを再認識してもらおうとするかのように
あえて多彩な楽器構成を避けたと思われ、それが曲とも一致して効果的です。

LynxのCDでは当然ですが奏者の息継ぎの無声音がたまに聴かれます。
女性の(綺麗な方々のようです:笑)息継ぎなんで、なんか、これさえもいい感じ。
イエローバードでもフルートソロが終わってギターが導入部を奏でているその時に
歌い始める直前にピーナッツの息を吸い込む無声音が二つ聴き取れます。
これはイントロの静かなこのレコードだけでしか聴けません。

また、「イエロー・バード」はピーナッツに最高にお似合いの曲だと思います。
「モッキン・バード・ヒル」「ブルー・カナリヤ」「かわいい小鳥」と鳥さんの歌を
いっぱい歌っていますが、どれも私は大好きです。
番の小鳥のイメージがビジュアル的にも鳴き声からもピーナッツを連想しますしね。

このシングルの直前に出た「コーヒー・ルンバ/シンデレラ」のジャケットは緑地。
そしてこれも同じグリーン系なんで、あれ、緑ばかりだな〜とも思ったものですが、
こちらの緑地は黄色い鳥のデザインを際立たせるために必要だったように思います。
当時のレコードは総天然色印刷は少なかったし、世間一般の印刷物も同じでした。
ハメ込み写真の印刷精度もあまり良いとは言えません。でも何故か心暖まる感じ。
レコードを買って帰るバスの中で、待ち切れずに包装袋のセロテープを剥がして
ジャケットをちらちら眺めて胸ときめかせた記憶は今も色褪せません。
不思議にレコードジャケットの色もいまだ褪せることなく当時の印象を残しています。



イエロー・バードは大好きよっ! 

迷い猫 さんよりレス>- 2002/07/16(Tue)
偶然とは恐ろしきカナ。(それとも、いんふぁんと・まじっく)
実を言うと昨日の長距離移動は、これらの曲を聴いていたのだ。
音源は何か判らないけれど、60分カセットに20曲入っている。
  (車が古いので、カセットしか付いておらんのドス)
すべて大好きな曲ばかり!
そりゃそーだ、外国の懐かしい大ヒット曲を集めた極めモノだから・・・。
  (マヨネコの得意分野だけんね〜)

イントロはノーマルのフルートでしょーぅ、でもかなり高域まで出ているなぁ。
これ以上の音域は、ピッコロでないと無理だねー。
ズバリ 綺麗な音色・安定度抜群です!
いつも素晴らしい解説・分析のインファントさんの連載を観ていますが、
あまりにも圧倒されて声が出ない。(よって、書けないのです)

今回も遭難?ですが、私が出てくると引っかき回すので(猫だから)
遠慮しているだけです。
毎度楽しく読まさせていますので、返信無しでもガッカリせんといて下さいね。
そんにしても化け猫は、ねーだろ〜。
魔法は、ルークリスティの曲を聴こう!(ほらね、スグ脱線)