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♪今池音頭   推定1960.08頃(キング資料では、1961.08)
    作詩:高橋掬太郎 作曲:飯田三郎 編曲:宮川泰
    演奏:シックス・ジョーズ
   

一般知名度 私的愛好度 音楽的評価 音響的美感
★★ ★★★ ★★★ ★★モノ

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今日のメニューを皆さん見ましたか〜!!!
今が旬の話題ですので(笑)順番を飛ばして、臨時増刊です。(今行け〜)
今池音頭の情報量において、世界一を誇る(笑)☆ピーナッツ・ホリデー☆。
今更、何も捕足することなんかないのですが。私的には色々あります。
今でもまだ「シングルス」のCDは入手可能なのは嬉しい限りです。
今を去ること41年前に、川崎のレコード店に取り寄せをお願いしたのに、
今月号の平凡付録の歌本にも歌詞が載っているのに入手出来なかったんです。
今は昔、それも懐かしい思い出になりました。思い出といえば....

今は山中 今は浜〜とはるばる名古屋へお邪魔したことが思い出されます。
あの時は皆でステージに上って踊ろうね、って約束したのに、いざとなると
気後れしちゃって、アンカーさん、ラ星さん、ごめんなさい。
ザ・ピーナッツの歌があのような広場で本格的な音響装置で大音量で流れた。
それだけでもう感動的で胸がいっぱいになりました。
それが何にも違和感がなくってね〜。素晴らしいことでしたよ。

単純なヤツと思われちゃうかも知れませんが、名古屋が一発で好きになった。
歌本で歌詞だけは先に知っていたのですが、
 ♪金のしゃちほこ ピーカピカピカピッカピカ〜
なんてね〜。変な歌だなと思っておりました。
そして、38年後に念願の復刻CDが出たのですが、実際に歌を聴いても、
まだ、変な歌だな〜という意識は僅かながら残っていました。

それが、今池の会場で鳴り響くや、その感覚は霧散してしまいました。
やっぱり、ご当地ソングというものは、その場所で聴くものです。
このレコードはザ・ピーナッツのこの時期にしては異例のモノラルなんです。
そしてまた、78回転SP盤という時代錯誤的なレコードも併売なんですね。
キング・レコードはザ・ピーナッツをポピュラー専業歌手としてではなくて、
江利チエミやペギー葉山同様に何でもこなせるという意識でいたのでしょう。
高橋掬太郎&飯田三郎という路線は三橋美智也さんが歌ったら似合いそうで、
盆踊り伴奏歌謡を意識したからこそのモノラルでありSP盤なのでしょう。

SP盤は針の落し所が判りやすく、同じ箇所の振付けをを繰り返し練習する
にはうってつけの媒体であって、EP,LPやCDより格段に優れています。
今池という所のイメージは賑やかでも下町の風情のある場所かなと思ったら、
ビル街の真ん中で、ありゃ、と思ったのですが、露店がぎっしり立ち並んで
寅さんの映画みたいな雰囲気も出てきて、人がごちゃごちゃとしていたので
やっぱりお祭り気分が出ていて良かったです。
それと新バージョンの今池音頭が思いのほか素晴らしい出来映えでした。
ピーナッツ録音を加工した変なリミックスなんかより、ずっと良かったです。
ピーナッツのバージョンも忘れないで共存出来れば最高ですね〜。

                   2002/09/08投稿