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♪悲しきカンガルー    1964.01
TIE ME KANGAROO DOWN SPORT
   作曲:R.Haris 作詞:福地美穂子 編曲:宮川泰
   演奏:レオン・オールスターズ
   録音:1963.11.04 厚生年金会館
    

一般知名度 私的愛好度 音楽的評価 音響的美感
★★★* ★★★★ ★★★★ ★★★★

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あ〜〜〜遅刻だ〜〜21日になってしまった。
12時過ぎたから馬車がかぼちゃになってしまう〜。
いやはや、世間はイラク関係で騒然としておりまして、私もテレビに釘付け。
あやうく投稿を忘れてしまうとこでした。イラクも投降すればいいけどなあ。
ここは平和でいいですよね。

今日は妙なテーマから入ります。
ここ何年も前からだと思うのですが、コンピューターのことをコンピュータって
「ー」を抜かすようになりましたよね。メモリーがメモリとか短くなってたり。
それで昨日、気になったのでネットで調べたら、JISの用語集みたいなものが
出来て、そこでは四文字以上になるカナ表示では末尾の「ー」を原則的に抜かす
のだそうで、へえ〜そうなのかあ、と妙に感心してしまいました。

だけどカンガルーはカンガルじゃおかしいから、そういう場合は別なのでしょう。
こういうとこに投稿するのって気づかぬ内に無知ぶりを曝け出しているようで、
こんなことも最近になって気になったのでした。
ところが、JIS系に対抗するかのように国語審議会系というのもあるらしくて、
こちらは伝統的な「ー」付きを推奨しているみたいで、どっちも正解みたいです。
脱線コーナーおしまい。

なんで脱線話から書き出したのかというと、この歌はこれといった良さがない、
そんな感じなんです。存在感が希薄というのか? 牛丼「並」みたいな。
テーマもモテない女の子をカンガルーだと揶揄するイジメがあってヤだなとか。
むこうの人はカンガルーって不細工の象徴なのでしょうか? よくわからん。
そういえば、ピーナッツという命名も、あちらでは可愛らしいというよりも
もっととぼけた印象のものらしいですね。ちょっと小馬鹿にされるような?

さて、この曲の特徴は何といっても、あのプラスチックの下敷きみたいなやつを
ポコポコってリズミカルに鳴らして、そのテンポに曲が乗って行くところです。
ザ・ヒット・パレードなんかでも実際にマイクの前でその下敷きみたなものを
ペコペコ凹ませて音を出していました。下敷きよりも大きな板でしたが。
これをやる人はニヤけた顔をしながらやらないと絵にならないんで変でしたね。

左ではトロンボーンにミュートを被せて、ヴイヴイと面白い音を聞かせます。
金管楽器にはこの弱音器(ミュート)を被せるプレイが良く使われますが、
これにも種類があって効果を選ぶことが出来ます。
トランペットではチーチーという感じになりますがトロンボーンも面白くて
これらを上手く指定すれば味のあるアレンジになりそうです。

やっぱりピーナッツだなあ〜と感心させられるのは、最後の方でスローで
歌う所と、そこからまたインテンポに戻る所の、まあ息の合ってること。
これが、上手いとも、感ぜず、あたりまえ、に聴こえてしまうところがまた
ザ・ピーナッツの歌なんだな、と思います。
野球での真の名守備というのはファイン・プレイに感じさせないというでしょ?
考え方によっては、この歌、ザ・ピーナッツで聴かないと聴き処がないかな?

投稿日:2003/03/21