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♪悲しきタンゴ 1969.03
作詞:なかにし礼 作曲:すぎやまこういち 編曲:宮川泰
演奏:オールスターズ・レオン
一般知名度 | 私的愛好度 | 音楽的評価 | 音響的美感 |
★★★ | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★★ |
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「恋のフーガ」が嬉しい大ヒットとなって、ザ・ピーナッツ第二期黄金時代到来。
もちろん、世間でそういうことが言われたわけではなくて、あくまで私的にです。
このスタッフ(なかにし礼/すぎやまこういち/宮川泰)は実に強力ですね〜。
この御三家は単に仕事の一環というに留まるのではなくて、ザ・ピーナッツを愛し、
彼女らの為になにをしてあげられるか、という思いがひしひしと伝わってきます。
いや、もしかするとピーナッツの為にとかいう意識じゃなくって、自分達自身が
やりたいことがザ・ピーナッツの仕事ではなかったのかという感さえ受けます。
それはインファントさん、贔屓の欲目というものだよ、と言われるかも知れないが、
私はけっしてそれだけじゃないと確信しています。
各々の作家としての、とても強い思い入れが感じられます。
<なかにし礼さんにとってのザ・ピーナッツとは...>
他の歌手にはない幻想的空間を創出出来る歌手として映じていると思われます。
それはあのユニゾン&ハーモニー空間であり、ファンタジックな音声の綾模様です。
この効果は他では全く得られない実に魔法のような神秘的な響きです。
そして妙な嫌みの色づけのない歌唱。素晴らしい透明感を聴く人に与えます。
この素材としてのピーナッツに創作意欲がかき立てられたのではないでしょうか。
彼女らしか表現出来ない世界のペンをとりたい。そうであったと思います。
なかにし礼さんが彼女らに提供した詩の数々、10周年記念アルバムでの熱い企画、
さよならコンサートでの切々たる思いの餞の詩。泣かせます。
これらからそれを感じとれないという人は居ないと私は信じたい。
<すぎやまこういちさんにとってのザ・ピーナッツとは...>
ザ・ピーナッツは日本全国の茶の間に存在したバーチャル家族のようなものであり、
むしろ空気のような存在で、みんなに親しまれた歌手でした。
そんな一般の視聴者や歌謡曲・ポップスのファン以上に、スタッフにも愛されたのが
ザ・ピーナッツだと思います。この世界での所謂「親代り」という方が非常に多い。
後年ゲーム音楽の巨匠としての名声が高い、すぎやまこういちさんもそのお一人です。
ザ・ピーナッツ後援会の会長さんでしたから、他に何の説明が要るかというものです。
<宮川泰さんにとってのザ・ピーナッツとは...>
はっきり言って、この先生の音楽エネルギーの源だと思います。
昨夜、オフ会があって、そこで、アンカーさんから「ピーナッツピーナッツ」という
そのまんまやんけ、みたいな80年代のシングル盤を聴かせて頂きました。
宮川先生によるピーナッツ・メロディーです。キャンティというグループの歌です。
はあ、びっくりしました。ピーナッツの歌真似なんですが、そっくりでした。
以後も、ココナッツとか、ミエ&ゆかりとか、何時までもピーナッツカバーを大事に
大切に歌い継がせております。
http://peanuts-holiday.m78.com/kics-2307.htm
過去の歌手だし、作家としてのプライドを考えれば、ザ・ピーナッツは自分の作品の
一部であって、もっと幅広く、今でもこれからも、という面をアピールするのが普通。
それなのに....よほど思いが深いのでしょう。僕の全てだよ、と言いたそうですね。
もう一緒に出来なくなったことはとっても辛かったのではなかったか、と。思います。
こういうメンバーが作っているこの曲。悪かろう筈がないじゃないですか!!!
この歌に関してはその中身をくどくど語る気は起きない程のピーナッツ歌謡の世界。
ジャケット写真にもザ・ピーナッツへの愛が滲んでいませんか?
歌に踊りに番組にステージにそれぞれ多くの素晴らしい才能を持つスタッフに囲まれ、
導かれてきたザ・ピーナッツは、ひょっとすると、
「自分達は何を歌いたいのか、どういう歌い手、タレントでいたいのか」という事を
じっくり考えたり、意志を表明したりする機会があまりなかったのではなかったか?
それが悪いという意味じゃなく、それがザ・ピーナッツの持ち味であったと思う。
私はザ・ピーナッツのその受動的懸命さが美学だと思っている。
懸命であっても賢明さを感じさせないところが逆に賢明なのではなかろうか?
フタゴでなかったら目立つ筈もない控え目な素性の良さがスタッフにとっては
感情的にも好ましく、あれをしてやろう、こういうのはどうだろうかと次々に
色んなチャレンジをピーナッツに働きかけたのだろうと思います。
そういうチームワークの結果として私達に見えるザ・ピーナッツ像が大好きです。
オフ会の余韻なのか、いつもよりよけいに熱く語っております。(笑)
投稿日:2003/04/05
この曲は、私にとって思い出もあり、大好きな曲の一つです。
この曲が発売された1969年の3月(確か2日だったと思いますが)に、
神戸三宮にある、そごう百貨店で、新曲発売のピーナッツのサイン会がありました。
当時中学生だった私は、生まれて初めて、サイン会というものに行き、
「すぐ目の前にピーナッツがいる」ということだけで、目は☆、胸はドキドキ状態。
早い時間から百貨店の会場に行ったのですが、私は2番目!私の前には、
既に高校生らしき男の子が並んでいて、私の後にも長い列。
ピーナッツの熱心なファンの方々を身近に感じた最初の出来事でした。
その翌日か翌週くらいに、この曲で、ピーナッツは初めて当時の人気番組
「夜のヒットスタジオ」(フジテレビ)に出演されたと思います。
確か、その番組は前年の11月から始まっていましたが、ピーナッツはその時が
初めての出演だったような・・・
どうして、神戸でサイン会だったのでしょうね。
同じ年の3月末には、京都会館でコンサートもあり、また4月か5月の連休の頃には、
神戸のサンテレビの開局記念コンサートのゲストにも出演されていて、当時の私は、
とっても幸せな春を満喫していたような気がします。
>夢追い人さん
うわぁ〜、うらやましい思い出ですねぇ!!
コンサートには出掛けたことはありますが
間近に彼女達が居る、それもサイン会。
もちろん握手もされたんですよね?
アンカーさんが聞いたら悔しがりますよ(^^;)
悲しきタンゴ
ジャケットも好きです。B面にも思い出が・・
夢追い人さん、
>その翌日か翌週くらいに、この曲で、ピーナッツは初めて
>当時の人気番組「夜のヒットスタジオ」(フジテレビ)
>に出演されたと思います。
それってこの時ですか?↓
http://peanuts-holiday.m78.com/hit-studio.htm
この写真はオープニングの紹介メドレーのトリを
「恋のフーガ」で締めくくったときのです。
この回はコンピューターの恋人選びで、あゆみさんの相手に森進一さんが選ばれて、
彼女が大泣きしたときのものです。
時期的に「悲しきタンゴ」のときですね。
しかしサイン会・・・悔しいというか仕方がないことだけど
うらやましいです。
(61.203.129.59)
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<夢追い人さんよりレス>
- 2003/04/10
「夜のヒットスタジオ」の写真がこんなところにあったなんて、今日初めて知りました。
さすがアンカーさん!
多分、この時ですね。という事は、サイン会より前に出演されてたんですね。
私の記憶もイマイチでした。ごめんなさい。m(__)m
最近、私の記憶もアバウトで・・・。ピーナッツに関する事だけは、そうなりたく
なかったのになぁ。
忘れないうちに出来るだけせっせとここに書き込みさせてもらおうっと。
あの日の番組で、あゆみさんが大泣きされたんですね、覚えてます。
なんだか可愛かったですね、あゆみさん。
ところで、ピーナッツは、「夜のヒットスタジオ」のオープニングの紹介メドレーでは、
殆ど、トリでした。だから、次の人の曲を歌って紹介する、という場面は余りなかったような。
(ひばりさんと一緒の時には、違ったけど)
だけど、アンカーさん、どうしてあの写真をお持ちなのですか?
当時、アンカーさんは、きっとまだ小学生???
すごくオマセサンだったのでしょうか?
そしてサイン会。ちゃんと2回(お二人だから)握手して頂き、あの日の後、
数日間(!?)私は片手しか使えず、不便な日々を送っておりました。
>だけど、アンカーさん、どうしてあの写真をお持ちなのですか?
あの写真はねぇ、たしか「夜のヒットスタジオ」の10周年の時に
オープニングのゆかりさんの歌からトリのピーナッツまで
全部流してくれたものをテレビ画面を撮ったものです。
あの回はその後何度も再放送されますけど、
ピーナッツまでやってくれないんですよ。
全部途中まで。
だから写真だけでも撮っておいて良かったと思います。
高校生の頃やたらテレビ画面を写真に撮ってた時期がありました。
ちなみにこのときの紹介メドレーでは都はるみさんが園まりさんの
「ひとりにしないで」を歌ってましたよ>インファントさん。
どうもお久しぶりです。オフ会の様子読ませていただきました。
とても楽しそうな雰囲気が伝わってきました。
それと僕と1字違いの方が(MASA様)いらしてびっくり(というのか僕が
知らなかっただけですけど…)ちなみに僕は愛知県人で一人もんの男です。
ところでアンカー様にはまたまた質問になってしまいますが、
>オープニングのゆかりさんの歌からトリのピーナッツまで
>全部流してくれたものをテレビ画面を撮ったものです。
このとき放送のメドレーの順番を知りたいのですが教えていただけませんか?
僕も15周年のときに見た記憶があるのですが順番を覚えていません(涙…)
伊東ゆかりさんも出演しているなんて知りませんでした。
僕が覚えている限りでは
園まり(花と蝶)→森進一(恋のフーガ)→ザ・ピーナッツ(恋のフーガ)なのですが、
久々に書き込んで質問になってすみませんが…教えてもらえませんか?
MASさん、こんばんは。
お尋ねの件ですが次のような順番でした。
01 伊東ゆかり/ブルー・ライト・ヨコハマ
02 いしだあゆみ/虹色の湖
03 中村晃子/小樽のひとよ
04 鶴岡雅義と東京ロマンチカ/誰もいない処で
05 小川知子/涙の連絡船
06 都はるみ/ひとりにしないで
07 園まり/花と蝶
08 森進一/恋のフーガ
09 ザ・ピーナッツ/恋のフーガ
以上です。
おまけで、このとき一緒に撮った泣いてるあゆみちゃんをどうぞ。
次は歌い終わって放心状態のあゆみちゃん。
大変ありがとうございます。それに「おまけ」まで感謝感謝(アグネス風に…)です。
この回はアンカー様が言われるようにザ・ピーナッツが歌っている映像って
見たことないんですよね…(メドレーは15周年で見たきり…)
早くスカパー「フジテレビ721」で放送されることを祈るばかりです(無理かなぁ…)。
それと5月からは「TBSチャンネル」で「サウンド・インS」が放送されますね、
ザ・ピーナッツ、いしだあゆみさんが出演された回が放送されるといいなと思っています。