■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

♪悲しき街角   1975.04.05録音(昭和35年のヒット曲)
Runaway
   作曲:Del Shannon 作詞:漣 健児 編曲:宮川 泰
   演奏:高橋達也と東京ユニオン&東京クレモナストリングス
    

一般知名度 私的愛好度 音楽的評価 音響的美感
★★★★★ ★★★★★ ★★★★*

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

ピーナッツはこの歌を持ち歌にはしていませんでしたので、普段歌ってはいません。
また、この歌をピーナッツは単独で歌っているわけではありません。メドレーです。
さよなら公演のヒット・パレード・コーナーでミエさん、ゆかりさんとの共演です。
公演そのもののことは、ここでは書くのを止めますね。(笑)だって淋しいものね。

当時このようなポップスが私達若者(当時のです)の間を中心に大流行したのですが、
流行というものはやはり「核」になるモノというのがあるのが通念だと思うのです。
ブームに火をつけるというやつです。
この曲などは、その最たるものといっていいのではないでしょうか?
「恋の片道切符」もそうですが、日本人向きみたいなところがあって違和感がなくて、
メロディーがとにかくわかりやすく、感情移入がしやすい。
この歌は本場でも日本でも両方で流行った名曲だと思います。

飯田久彦さんのバージョンが一番売れたのではないかと思うのですがどうでしょう。
友達が25センチLPを持っていて、それを私の家で聴いた時に、その伴奏がこれが
めちゃめちゃかっこよくて、何回も聴いてしまいました。
このレコードもCDも持っていないのですが、オリジナルのと同じアレンジなのか、
違うのか、そこが今、どうだったのか気になっています。

「ローン・レンジャー」というテレビ映画の音楽(ウィリアム・テル序曲なんだけど)
に匹敵するくらいかっこいい間奏だと中2の私は感じてました。
記憶ではウエスタンバイオリンみたいな感じではなかったかと思うのですが違うかも?
この記憶があまりに素晴らしいので、今もし聴いたら、なんだこんなものだったのか、
と幻滅するのがイヤなので、CD購入はわざと避けています。(笑)

先日書いた「悲しき16才」は、あるサイトでは、ザ・ピーナッツの歌で日本だけで
流行った典型的な曲。と、書いてありました。ケーシー・リンデン版は引っ張られた?
そして、「恋の片道切符」も、<本国では、話題にも上らず>だったそうですね。
これはお袋が大好きだったんです。当時のお母さん層にまで浸透したんです。
この、日本だけで異常にヒットした曲があった現象の原因は、ザ・ヒット・パレード。
これしかないでしょう。本場ポップスの通の人はほんの一握りだったでしょうから。

さて、その、ザ・ヒット・パレードの生CMについてですが(強引な話題転換:笑)
初期「ベルマン化粧品」時代のピーナッツCMは曖昧な記憶しかありません。
ところがクラス会では、ここの場面を良く覚えている女性が居りました。
だから、同じものを見ていても記憶に残るのは注視していたかが決め手みたい。
女の子ならではというところなのでしょう。私もぼんやりとは覚えてはいます。
ナイガイのCMはけっこうしっかり覚えています。
歌い終わってから、「チャーミング! でございました」とミッキーカーチスが
とぼけた調子で言うのが面白かったです。

とにかくCMソングまでピーナッツだし、番組開始がピーナッツの声で始まるし、
お終いは、ピーナッツの声で「それでは皆さん来週までさようなら〜」ですから、
ピーナッツ自身のCMのような番組でしたね。
ザ・ヒット・パレードはちょくちょくスポンサーが変わりました。
放送曜日も時刻も変わったけど、シャボン玉ホリデーは終始一貫で牛乳石鹸。
これは凄まじい宣伝効果だったようで、忽ちメジャーなブランドになりました。
製造が間に合わないほど売れて、新工場を建てたとか、大変な人気だったのですね。
とにかくスポンサーも番組の一部みたいなとこがあって、お互いに幸せでしたね。

さっきまで自治会の資料をこさえてて、ワードだエクセルだのとイヤになりました。
やっぱりパソコンは道楽目的に使わねば本来の値打が無いような気がします。(笑)
やっと締め切り寸前に間に合ったという感じ。納期を守るインファント。(爆)
ところで、五十音順なのに、うっかり抜かしてしまった曲がありました。
それはLPに入っていた「悲しきスクリーン」。これは次回に登場させます。
投稿日:2003/04/11


訂正:涙のスクリーンだった インファントの連載犬 - 2003/04/11


> ところで、五十音順なのに、うっかり抜かしてしまった曲がありました。
> それはLPに入っていた「悲しきスクリーン」。これは次回に登場させます。

ザ・ピーナッツ版は「涙のスクリーン」でした。だから、もっと後でした。(笑)
スー・トンプソン(オリジナル)、レノン・シスターズ、シルヴィ・バルタンは
邦題「「悲しきスクリーン」です。


<lester さんよりレス>- 2003/04/11


「悲しき街角」これは良く覚えています。
ちょうどラジオのベストテン番組のランクをノートにつけ始めた頃です。
1961年の夏から翌年の初めごろまで上位をキープしましたが
ついに一位にはなれなかったようです。
ちなみに一位の曲は「峠の幌馬車」「コーヒールンバ」「悲しき片想い」などです。
この曲の間奏はオリジナルのデルシャノン盤ではキーボード系の音です。
ちょっと調べてみたら
マックス・クルックのミュージトロン(シンセサイザーのようなもの)
だそうです。
飯田久彦盤は持っていないので何だったのかわかりませんが、
このような間奏に楽器のソロが入るのは好きですね。
「カラーに口紅」のギターソロなんかゴキゲンです。

このところの今日の一枚のCMシリーズ、大感激ですね。
でも映像も音声も残っていないと思うと、たまらなく寂しくもあります。


今日の一枚「オンワード」 <lester さんよりレス> 2003/04/12


これは覚えてます、ラジオでいつも流れてました。
(テレビはあったかなあ?)
でもCM全集のCDなどには入っていないようですね。
オンワード樫山さん、ネット上で公開してくれませんか!

そうそう「悲しき街角」は再吹込みがあるんですよね。
私の持っているCDがそうなんですよ。
結局中古EPを買うはめになりました。
同じパターンなのが「ローハイド」「OK牧場の決闘」
「ダイアナ」「君は我が運命」「ミスターベースマン」
などで要注意です。


Re: 悲しき街角’67 <インファントの街角犬 ->2003/04/12


> そうそう「悲しき街角」は再吹込みがあるんですよね。

「悲しき街角’67」というのがネット記事にありました。
これが再吹き込みなのでしょうか??


Re: ちがいます <lester さんよりレス> 2003/04/12


「悲しき街角’67」というのはライブ録音でオリジナルより
テンポを落として重ったるく、ドタッドタッていう感じで
肝心の間奏もありません。
私のやつはオリジナルとほとんど同じですが、
出来はオリジナルに遠く及びません。
それになぜかモノラルなんですよ。
ステレオで再吹込みというのなら分かるんですが。


オリジナルと再吹き込みアンカーさんよりレス>2003/04/12


僕が持ってるデル・シャノンのシングル
「悲しき街角/花咲く街角」はビクターから出た
「ニューベスト・カップリング・シリーズ」というので
解説に「ビッグ・トップ・レーベルで発売されたものです」
と書いてあります。そしてモノラル盤です。
これって一番最初の?

ところでポール・アンカのレコードも彼がレコード会社を
ABCパラマウントからRCAビクターに変わってから
初期のものを録音し直しているので、「ダイアナ」や「マイ・ホーム・タウン」なんかも
2種類あると思うんですが、日本版で言うと
初期のABCパラマウントのは当時キングレコード、
しばらくしてCBSソニーが発売していましたよね?
RCAのは日本でも同じくRCAから出ていました。

「ダイアナ」や「マイ・ホーム・タウン」は絶対最初のほうが良いと思うんですが、
いかがなものでしょう。


Re: オリジナルと再吹き込み<lester さんよりレス> 2003/04/12

私のEPもアンカーさんのと同じです。
このヴァージョンが本命ですが、このEP自体は「悲しき街角」「花咲く街角」
とヒットしたのを受けてカップリングした再発盤だと思います。

>「ダイアナ」や「マイ・ホーム・タウン」は絶対最初のほうが良いと思うんですが、
>いかがなものでしょう。
まったく同感です。


<アマクサのシロさんよりレス>2003/04/13


昔、某レーベルで企画もの(だと思う)で再録だけの
オールディズのLPが出たことがありましたがその時の
音源がオムニバスアルバムCDに入っている事があります。
それを買ったときには本当にガッカリしたとがあります。
デル・シャノンの「悲しき街角」も、その時のLPに入って
いたと思います。
ところで数年前にデル・シャノンのステレオ盤のベストCDが
出ていますモチロン擬似ステレオや再録でもない(テイクは
違うようですが)本物のステレオです、「悲しき街角」に
ステレオ盤が存在するとは、このCDを買うまで知りません
でした。