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♪カンタ　カナリート　（放送月：1972.4〜5）
Canta Canarito
−風よりもかろやかに−　＜ＮＨＫみんなのうたより＞
　　作詞：片岡輝　作曲：パンズッティ　編曲：横山菁児 （映像）大井文雄

一般知名度	私的愛好度	音楽的評価	音響的美感
★★*	★★★★*	★★★★★	★★★★*

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Canta Canaritoって「カナリアの歌声」という意味のタイトルなのでしょうか？
もういかにもＮＨＫが青少年に聴かせたいという意図にぴったりの歌でありまして、
どこまでも清らかで美しい音楽が流れます。
こういう歌はつまらないというのが相場なのでありますが、それを救っているのが
ザ・ピーナッツの歌声です。彼女達でなければこれは存在価値が危ぶまれます。

フルートとピッコロの重奏と思われる序奏に鳥の声がピロロロロ〜と絡んできて、
いやあ、こういう環境で生きていられたらどれほどいいことかな〜と感じます。
鳥を飼ったことがないので、カナリアってこういう啼き方をするのかどうなのかは
わかりませんが、間奏の間もそうだし、歌のバックにも啼き続けていて、のどかな
雰囲気にピーナッツの暖かいハーモニーが溶け合いすごく心地よいのです。
一言でいえば、天国の音楽です。
（伊東ゆかりのグリーン・ジンジャー・フライングの世界にも近いぞ：笑）

私は不覚にもザ・ピーナッツが「みんなのうた」で歌っている事を知りませんでした。
三年前にインターネットを始めた時に☆ピーナッツ・ホリデー☆で始めて知りました。
ザ・ピーナッツはこの「ＮＨＫみんなのうた」では滝廉太郎の「花」も歌っています。
とは言いつつも、だから私は聴いたことがありません。是非聴いてみたかったです。
聴かずとも感覚的にはわかるような気もします。素敵に違いないでしょうね。
レコードも出ている「パパはママにイカレてる」と同じ歌も「パパはママが大好き」
という元々の題名に近いタイトルに変え、歌詞も変えて歌っています。
これは以前にラ☆さんが、その凄まじい記憶力で歌詞などを書いてくれました。再録。

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♪うちのパパとママとはとても甘い夫婦　ママはパパが大好きパパもママが好きさ
　ママにこにこ　パパにこにこ　ぼくもにこにこ　みんなにこにこ
♪ママの炊いたご飯はいつもおこげだけど　パパはいつもにこにこ文句ひとつ出ない
　ママしおれる　パパなだめる　ママ笑えば　パパ微笑む
　（半音、転調して）
♪冬になれば生まれる可愛い可愛い赤ちゃん　僕も少し威張れるだって兄貴だもの
　ママごきげんパパごきげん　ぼくもごきげん　みんなごきげん　
　ヤンヤー（ヤンヤー）　ヤヤヤヤー（ヤヤヤヤー）
　ヤンヤー（ヤンヤー）　ヤヤヤヤー（ヤヤヤヤー）　ヤンヤーーーー　ヤヤヤヤ！
チャチャチャのリズムでとてもパンチの効いた歌唱でした。時折、遠くスマイリーさ
んと思われる「ウー！」が入ったような。残念ながらピーナッツのお二人は登場せず、
クレイ・アニメ（粘土人形）の三人家族が、子犬と一緒に小さなお家に住んでいると
いう絵柄だったと思います。姉弟そろってテレビに合わせて歌ったのですが、僕は
「なだめる」の意味が解らず「なめだる」と歌い、よく笑われました。
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その他には「木曽節」「ずいずいずっころばし」という民謡や童謡も歌っています。
また、冨田じろ作詞、小林秀雄作曲の「バルーンの歌」という曲も歌ているような
ことが「みんなの歌」関連のサイト（多いです！）に載っておりました。
これらのＣＤ化を望みたいところですが、みんなのうたって余りにも多いのですね。
どう考えてもこれらを全部アルバムになんか出来っこないなと諦めの心境です。

最近の歌なのかはわかりませんが、ピンク・レディーの歌う「テレビが来た日」を
先日、たまたま聴きました。阿久悠・都倉俊一のお馴染みのコンビでした。
あれえ、この歌って、ザ・ピーナッツ世代の出来事だし、ザ・ピーナッツ向けじゃん！
即座にそう思ってしまいました。
元々がザ・ピーナッツへの懐かしさがピンクレディーを生んだ背景とも言われますが、
その存在は必ずしもザ・ピーナッツへのオマージュとは言えないような面もあって、
あらら、この作家達の目はピーナッツをこんな風にしか感じていなかったのかという
情けない気持ちも私にはありましたが、この「テレビが来た日」を聴いてはじめて、
やっぱり郷愁を感じられる人達だったんだな〜と、ほっとした気分になれました。

投稿日：2003/06/05

＜lesterさんからレス ＞- 2003/06/05

「みんなの歌」はみんなの歌なのですから、著作権フリーにして
ネット上で公開すれば良いのに。

インファントさん、“カンタカナリート”ご存知じゃなかったんですか。
僕はかすかにですが記憶にあります。
この「みんなのうた」のレコードジャケット↓
http://peanuts-holiday.m78.com/skm-2149.htm
が“カンタカナリート”が放映されてたときのテレビ画面だったと思うのですが。(ちょっと自信ない)

でもホントにさわやかで心が洗われるような清らかな歌ですね。
ザ・ピーナッツ以外には歌えません(キッパリ)

インファントの連載犬さん、古い書き込みを取っておいてくださって、ありがとうございます！
「パパはママが大好き」の１番は、ちょっと自信がないのです。
「ママ　美人で　パパ　ハンサム」だったかもしれません・・・。

“カンタカナリート”は僕が高校時代の放映だったので、記憶にないのです。残念。
映像は大井文雄さんという方が担当なさったそうですが、
他の曲の映像でその画風を想像する事ができそうです。
http://shin.twincle.net/housou/70s.html
http://www.interq.or.jp/orange/mitumi/utakan/people/list005.htm

ラ☆さんサイトの紹介ありがとうございます。
やっぱり勘違いでした。
レコードジャケットのイラストは「中原収一」さんという方です。

でも実は当時「カンタカナリート」よりも「子犬のプルー」の方が良く聴いてたような気がします。
後年石川ひとみさんもみんなのうたで歌ってましたね。

「子犬のプルー」、本田路津子さんでしたっけ？
可愛くて悲しくて美しい歌でしたね。
僕もなぜかこれはよく聴いたような気がします。

ピンク・レディーの「テレビが来た日」を購入しました。
歌声は昔と変わらずびっくりで下が、作曲は同じ人でも昔の方がよかったような・・・