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AHA          1966.09録音
   作曲:Hugo Strsser 作詞;Kurt Hertha
   演奏:Hugo Strsser Orchester
  

一般知名度 私的愛好度 音楽的評価 音響的美感
★★★ ★★★★★ ★★★★

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私が、あ〜だ、こ〜だ、と書いても日本で売っていないんだからどうしょうもないので、
☆ピーナッツ・ホリデー☆の「ザ・ピーナッツの海外盤」を是非ご覧ください。
聴かせて頂いた感想は、
1.ハインツ・キースリングさんはすっかりザ・ピーナッツの魅力にハマったと思う。
 凄い入れこみ方ですよ。短期間で少なくとも16曲は作ってる。
 宮川先生も及ばぬほどピーナッツにシビレてインスピレーションが次々に湧いたと
 しか思えませぬ。こんなに作っちゃうなんて正気の沙汰ではない。(笑)
2.海外でこんなに(少なくともスタッフには)高い評価を受けたのに、それを日本に
 華々しく紹介する手立てのいうものが何故なかったのか?
 これは当時も非常に不満に思ってましたし、今もなお、大きな謎なんです。
 ザ・ピーナッツに人気がなかったから、といえば、それだけのことでしょうが。

 ザ・ピーナッツの海外進出に前後して、ザ・タイガース、小柳ルミ子、天地真理、
アグネス・チャンら凄まじい人気者が渡辺プロから誕生したこととも無縁ではない
ようにも思えます。会社としては、ピーナッツにかまってる暇がなくなったのでは?
経費をかけてザ・ピーナッツを外国に売り込んでも収益に寄与するわけじゃないし、
日本国内に海外での活動を逆輸入したって何も商売にはならないと思いますからね。
ザ・ピーナッツの知名度が低いならばまだしも、有名という点では知らない人はない。
これ以上PRしたって何もお金にはならないから無駄な経費は使わなかったのでは?

しかし、紅白やら何やらでいくら司会者が「世界のピーナッツ!」と紹介したって、
具体的なビデオなんか放映されたことがなかった(後年一部紹介されたが)のだから
茶の間の印象は、また鼻につくようなキャッチフレーズを言ってるに過ぎないという
反応だったと思います。
 チャイコフスキー国際コンクール・ピアノ部門で優勝した上原彩子さんについての
マスコミの扱いも、その実際の偉業の素晴らしさに比べて報道が極めて少ない。
今流行りのものには我先に同じようなことをくどくど報道するのに情けないと思う。

2002/06/30

この曲の詳細がわからなかったため、私はハインツ・キースリングさんの作品と
思い込んでいましたが、突然、ピーナッツのCDアルバムがドイツで発売という
素晴らしい出来事が起きて、やっと正しい作家の名を知ることが出来ました。

2003/10/06 追記