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♪グッド・ラック・チャーム    1962.07
Good Luck Charm
  原曲:A.Schroder,W.Gold 訳詞:あらかはひろし 編曲:宮川泰
  演奏:オール・スターズ コーラス:ブライト・リズム・ボーイズ
  録音:1962.05.30 イイノホール
  

一般知名度 私的愛好度 音楽的評価 音響的美感
★★ ★★★★ ★★★★ ★★★★*

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あのエルヴィス・プレスリーが歌い、1962年の全米ヒットチャートナンバー1に
なった曲のカバーです。
エルヴィスのレコードって持ってないので、甘い声で歌っていた記憶だけなのですが
このピーナッツ盤はまったく別物という感じがしたと思います。
この歌に変わったエピソードでもないのかな〜と検索かけてみたら、当時12歳の
梅木マリという子が「可愛いグッド・ラック・チャーム」というタイトルでこの歌を
歌っていたらしいのです。何故かわからないけど凝っているサイトもあるみたい。

この歌はシングルの「イエスサリー」のB面に入っていますので、ついでにこちらも
ご覧下さい。
http://homepage.mac.com/infant/home/054.html
ここで書きましたが、このレコードは傷つけてしまったのでニ枚買ったのでした。
そもそも、このシングル盤はほとんど売れなかったと思います。
ラジオでは大概のレコーディングされた曲は流してくれるのですが、テレビ番組では
あまり歌われた記憶がないのです。歌ってもザ・ヒット・パレードくらいでしょう。
このレコード二枚買った人って私くらいじゃなかろうか(爆)。

ピーナッツのレコードなら何でも買いたいという強固な意志というより病気ですが、
買ってあげないと、この子は首を吊りかねないと親が思ったのだと思いますけど(笑)
そういう類いの異常さがないと買われないレコードだったに違いありません。
それでも日本中にはそこそこのファンが居たので営業にはなったのかも知れません。
だから多分、中古レコード屋へ行ってもなかなか見つけられないのではと推察します。
逆にCDで復活したので、ああ、こういうのも歌ってたんだ、と気付かれる人の方が
多いような、話題性の全く無かった一枚だと思います。

さて、ザ・ピーナッツの歌ですが、これは、可愛らしいお茶目さが狙いです。
「あ、あ〜ん」とか歌ってますが、青江三奈じゃないので全然色っぽくありません。
軽快で何の鬱憤も無く、相当落ち込んだ気分で聴いても、その暗さは吹っ飛びます。
この曲を聴かなければピーナッツを聴いたことにならないなんて、そういう範疇の
歌ではなくて、どうでもいい歌なのですが、このどうでも良さがまたいいのです。
はっきり言うと「息抜き」の歌です。リラックスするのにうってつけなんです。

さっきもCD聴いてみたのですが、短い歌ですね。たったの2分15秒でしたよ。
最近の歌って長いから、このCDなら2回聴けそうですね〜。
レコード持ってるなら何故そっちを聴かないのかとアナログマニアから叱られそう
ですが、レコードはモノラル盤なのです。まだステレオを買えなかったんです。
やっぱりピーナッツの歌はステレオで聴くべきです。二人で歌ってるんだからね。
左右から歯切れのイイ歌声が交錯する、この感覚は天国のように心地よいものです。

作詞は、HN=まりこさんの祖父のあらかはひろしさん(音羽たかしさんでもある)。
この詩は意訳ですが、オリジナルに近い詩になっていますから原曲の意味を踏襲して
いるのでエルヴィス・ファンから嫌がられる心配もなさそうです。
英語で歌っている歌詞の部分では「あなたの腕に抱かれている方がずっといい」とか
けっこう生々しい言葉があるのですが、そこは原語でさらっと流してしまうところが
なかなか粋じゃないかと感じます。ピーナッツが歌うんだからね〜。
江利チエミさんのテネシーワルツでも嫉妬に狂おしくなってる歌詞のところは英語で
歌うようにしているし、訳詞というのはそういうセンスが大事だなと感じました。

英語といえば、先日、英語のメールを頂いて困ってしまい、娘の方が私よりも多少は
マシなので何書いているんだかおせ〜てくれ、と頼んだら、そういうのは翻訳サイト
にペーストすればいいのって(そう簡単にいわれてもなあ)でも、やってくれました。
すると、青春POPS'50〜'60なんかのピーナッツのカバーポップスが入ってる
CDを入手したいのだけど、見つけられなくて困っている、という手紙らしい。
ピーナッツが大好きになったんだけどジャパニーズ言葉が使えないヘルプミーって。
だけど、私もイングリッシュは全然ダメダ−メ。ヘルプミ−はむしろ私ですからね。
返事も出来なくてすみません。アイムソーリー。教養がないのは辛いです。とほほ。