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♪ワン・ツー・スリーwith布施明 1972年頃(推定)
1ー2ー3
作詞:Leonard Borisoff-David Whte
作曲:John Madara 編曲:宮川泰
演奏:ブルー・キャビネット・オーケストラ
一般知名度 | 私的愛好度 | 音楽的評価 | 音響的美感 |
★ | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★ |
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この歌のレコードがあること自体、☆ピーナッツ・ホリデー☆のアンカーさんと
知り合うまで知りませんでした。
現役時代の後期にヒット曲集アルバムであるSUPER DISC 20 シリーズ
<ザ・ピーナッツ・ベスト20>というLPを出していたのですが、その付録に
17センチシングルが特典として付いていて、そこに収録されていたのでした。
このLPが出たこと自体は知っていましたが、LP一枚に20曲もというのは
いかにバリアブル・ピッチ技術が進歩していても詰め込み過ぎだと思ったから
買うのを見送ったのです。
バリアブル・ピッチについて
↓ (4.偉大な発明<その3>参考)
http://homepage.mac.com/infant/omotya/PHONO1.html
実物を見てからにすれば良かったのに、あまり実物を見てしまうと欲しくなる
という心配があったので、迂闊にも買い逃してしまったのでした。
今は音楽商品が格安の時代なので、シングル盤を買う感覚でアルバム物が買え、
BOXでも昔のLP一枚買う程度の負担で済みます。
オーバーなことを言っているのではありません。
私の初任給は、19,800円でした。(電器商品の価格みたいなー200円)
これで、2000円のLPがどんなに高価なものだったか想像出来るでしょう。
そういうことから、21世紀になって初めてこのレコードを聴いたわけです。
なんて素敵な録音を残してあったのでしょう。人間長生きしなきゃダメですね。
布施さんもピーナッツも歌が上手いなんてレベルを超越してしまっております。
これは音楽の楽しさが爆発してるんです。
アレンジも凄いですね。なんというかサービス精神の権化のようです。
楽器それぞに見せ場があってバンドもやりがいがあるようなそんな編曲だし、
演奏も白熱。こんな録音現場に一度は立ち会ってみたかったな〜と感じます。
実に華やかで、このレア・コレクションの冒頭を飾るに相応しい曲です。
ハナ肇さんが言い出したことだと思いますが...
トリを歌える歌手は沢山居るが、ショーのオープニングを飾ることにかけては
ザ・ピーナッツを超える歌い手はいない。
そうだろうなと思います。オープニング云々は別としてもピーナッツが出る、
それだけで、ショーのレベルがぐっと上がったものです。
そのピーナッツの歌唱の中でも、これは最も幕開けに似合った曲だと感じます。
ほんとに惚れ惚れするような出来です。
ところで、アレンジも歌もまったく同じ録音なんだろうなとは思うのですが...
アンカーさんに聴かせて頂いたレコードとはまるで別物のようなCDの音です。
レコードには倍音がたっぷり入っていてアコースティックな響きがあるのですが、
CDはもっとダイレクトな響きで、歌や楽器が前へ前へ出てくる感じです。
例えれば、レコードは三極管結合の真空管アンプでスペンドールBC2を鳴らした
ような美しさを追求したような佇まいの響きが聴かれます。
CDはソリッドステートアンプでJBLのスピーカーを鳴らしたような明晰で
しかもガッツがある響きで、いや響きというより直接音が鳴っている感覚です。
ボーカル自体はレコードの方が聴きやすく、テレビで聴くピーナッツと布施明の
声音に近い感覚がありますが、CDはライブ・ステージでギンギンに演っている
のを聴いているようで、生々しさという面ではCDに歩がありそう。
なんか両方欲しいような気もしますが、レコードは売ってませんから無理です。
☆ピーナッツ・ホリデー☆のオフ会でもあれば、アンカーさんにリクエストして
聴かせて頂きましょう。
息もぴったりに歌っている布施さんは皆さんご存知のようにシャボン玉ホリデーで
育った歌手で、ピーナッツとはレコード会社も同じだし、因縁浅からぬ関係です。
さよならコンサートでお別れの歌を自作自演したことが全てを物語っています。
このサイトでその内容を紹介するのは権利上、やや問題があるとは思いますが...
その歌詞をこの機会にご紹介させて頂こうと思います。
(2004.06.12記)
最後のうたを教えて あの頃 駅前の店で 君との出逢いはとても サヨナラは云えないサ ボクたち ヒコーキに乗って サヨナラは云えないサ 日出ちゃん、月ちゃん、そしてイモちゃんと 歌:布施明 (この掲載に問題があれば、直ちに抹消しますので、ご一報ください) |