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ハッピー・ヨコハマ  1964.10.25録音
 Happy Yokohama
   作詞:Kurt Hertha 作曲/編曲:Heinz Kiessling
   演奏:Heinz Kiessling Chor und Orchester

  

  

一般知名度 私的愛好度 音楽的評価 音響的美感
★★★★ ★★★★* ★★★★

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この曲はキング・レコード系洋楽レーベルであるセブン・シーズ・レコードからも
発売されたので、このシングルと同様に「スーベニール東京」のB面曲だとばかり
ずっと思っておりました。
ところが、アンカーさんの☆ピーナッツ・ホリデー☆の海外盤コレクションの部を
見ると、これは現地ではA面曲の扱いなのでした。つまり、
 <日本発売>
  A:スーベニール東京
  B:ハッピー・ヨコハマ
  A:二人の恋人は?
  B:ヘイ、キャップテン
 <現地発売>
  A:ハッピー・ヨコハマ
  B:二人の恋人は?
  A:スーベニール東京
  B:ヘイ、キャップテン
セブン・シーズという洋楽レーベルを使っていても海外盤と同じ組合せではなくて、
日本向けにカップリングし直していたのだということがわかりました。
わかったからどうだというと、どうということもないのですが。(笑)
「二人の恋人は?」という曲がなかなか名曲だと思うので、これがB面とは意外だと
思うのと同時に、むこうの人には「東京」「横浜」という国際都市の名前がついて
いた方が馴染みがいいということだったのかな、という推測も成り立つかも知れない。

外国人から見て日本人は一般的に実際の年齢より若く見られるらしいです。
成熟しない人種なんて言葉もどこかで見た気がします。(そっちは精神年齢かな?)
ザ・ピーナッツはかなり若く、というか、子供っぽく見られていたようなのです。
それが曲調にかなり反映していて、とても可愛らしい歌となっています。
そもそも日本人の目から見てもピーナッツは可愛らしいタイプだったのですからね。
2〜3歳は若いな〜という感じがあったと思うのです。
19歳の時に「悲しき16才」「十七歳よさようなら」を歌ってもおかしくなかった。

「ハッピー・ヨコハマ」録音時には、23歳。
むこうの23歳の女性には、こんな感じの歌は作らないだろうと思うのですが、多分、
16〜7くらいに見えたのじゃないかと思います。
横浜市民としては市民歌にしてほしいような明るく屈託のない楽しい歌です。
ザ・ピーナッツのデュオの特性を活かした曲作りとなっていて輪唱やハーモニーを
上手く導入しているし、覚えやすくて結構頭にこびりつく歌です。
駅の階段を上がりながら、こん、みんな、はぴはぴはぴよこはま〜なんてぶつぶつと
呟いてしまい、あ、と周りを見渡したりしちゃいます。

さて、この歌がなんでこんなに覚えやすいのか秘密を探ってみました。
この歌は、A−B−A−B−A−B−A という凄くシンプルな構成なんです。
(A)Komm mit nach Happy Happy Happy Ykohama ....
(B)Du siehst in Mai die Mandei.......
前奏もないし、このA−Bの繰り返しだけだから、すごく馴染みやすいんですね。
一方、S-S盤では裏表の曲である「スーベニール東京」はどうでしょう。
こちらは、(前奏)A−B−A−B−C−A−B という変わった形式です。
宮川先生の作るパターンとはまるで違ってます。「C」が入ってるんだもの。
(A)Vater,Mutter,Kinder und die Oma sammeln ....
(B)Souvenis aus Tokio,To,To,To,Tokio ......
(A)Bronze-,Silber- und auch Gold-Medailen ....
(B)Souvenis aus Tokio,To,To,To,Tokio ......
(C)Es gibt dies,es gibt das. Es bekommt ....
(A)Wer schon einmal hier war ....
(B)Souvenis aus Tokio,To,To,To,Tokio ......
どうも..こっちの方は、A面に相応しい作りのような...?(気のせいかな〜)

30年近く何を歌っているのかわからなかったのですが☆ピーナッツ・ホリデー☆に
翻訳が載って初めて、ああ、そういう歌なのね、とわかった次第です。恥ずかしい。
今度発売された「レア・コレクション」にはドイツ語の歌詞の後ろに<歌詞大意>
というのが載っているのは大変に親切ないい仕事だと(私は)思いました。
そもそも英語もわからん私なのにドイツ語などわかるわけがないのです。
そんなものが判るようだったら同じサラリーマンやってても、きっと偉くなってて、
責任ある立場で忙しくて、こんなサイトなどやってる暇はないでしょうね。(笑)
なまじ昇進などしちゃうと、テレビで製造者責任のお詫び会見なんかやらなくちゃ
いけなくなったりして妻子が近所で白い目で見られたりしますから、程々がいい。
住む所があって、ご飯が食べられて、ピーナッツの歌が聞ければ天国ですからね。
(2004.6.17記)