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その他のCMソング(まとめ)

 ザ・ピーナッツ・メモリーズBOX#07
 <レア・モア・コレクションを聴いて>  

一般知名度 私的愛好度 音楽的評価 音響的美感
★★★★? ★★ ★★★色々 ★ モノ

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エーワンベーカリーのうた(作詞:花田鶴彦 作曲:桜井順)

 大阪・梅田の洋菓子店のCMソングということなので予備知識ゼロでした。
 大阪の中心地「梅田駅」から徒歩3分、新梅田食堂街内にあるパン屋さん。
 1949年の創業以来、大阪を中心として7店舗あるチェーン店です。
 まあ、しかし、パン屋さんとしては大きいチェーンかも知れませんが、
 メジャーなザ・ピーナッツが良く歌ってくれたものですね。
 今でもこのCMソング流しているのでしょうか?
 桜井順さんはピーナッツ関係では「若い季節」を作曲されています。

森永ディズニーガム(作詞/作曲:三木トリロー)

 これも記憶にないけど、歌を聴くと何となく聴いたような気も...
 でもね....
 ニッポン放送の毎朝の10分間番組「ザ・ピーナッツ」は明治製菓の提供。
 だから、7時の時報、ポッ、ポッ、ポッ、ピーンが鳴ると、ピーナッツが
 「ザ・ピーナッツ!」と揃った声で(いつも揃ってるんだが:笑)言って、
  ♪ジャンケン・ポンのあいこでしょ メンメン明治のチョコレート
 というあの有名なCMソングを歌うのです。(テープだから毎日です:笑)
  ♪お茶を飲みましょ 二人でお茶を
   仲良し仲間に 青空らんらんらん
   小鳥も歌う ピーチクピッポッピー
   青春の歌、甘い歌 どなたにあげよう
   ジャンケン・ポンのあいこでしょ メンメン明治のチョコレート
 作詞:能見正比古 作曲:萩原哲晶(うちら祇園の舞妓はんの作曲もしたよ)
 
 ザ・ピーナッツ以前から存在しているCMソングだけど、私はこの歌がCM
 ソングの中で最高と信じています。ザ・ピーナッツにも最高にお似合い。
 ザ・ピーナッツが歌って流れた回数も最も多かったに違いない。
 だって、毎日なんだから。他に毎日流れたピーナッツのCMソングあるかな?
 だから、森永より、明治だろ、って言いたくなるんだけど...(笑)

レナウンの唄(作詞/作曲:三木トリロー)

 これは聴いたような気がするけどインパクト弱くて、印象に薄い。
 感想特になし。

三菱スーパーガソリン(作詞/作曲:三木トリロー)

 これは良く知ってるし、歌詞なくても今でも歌えます。
 だって、親父が勤めていた会社だったんだもの。三菱石油。
 その後、弟も入社したが、後年、日本石油と合併(吸収風だよね)
 当時は日本で5番目の規模の石油会社だったけど競争って実際にはなくって
 シェアとかガソリンスタンドの数とか業界で(談合風に)決めてたみたいで
 割と呑気に勤められそうだと思ったし、ピーナッツもCM歌ってるんだから
 ここに私も勤めようと思ったんだけど、その年は採用なしだったんだ(泣)。
 弟も先日、早期退職優遇制度で辞めたので、もう何も縁がないね。
 お硬いだけの面白味がない会社だったが、このCMソングとお人形の動きは
 なかなか洒落てて、いいCMだった。
  ♪エンジン汚れず 保ちがいい
 親父は、そういう歌詞のところへ来ると、品質は日本一だ、なんて言ってた。
 他の会社もそう思って精油してると思うんだけどね。(笑)

資生堂ミラクルの唄(作詞/作曲:三木トリロー)

 全然記憶にありません。妙な歌ですね〜。歌うの大変そう。

プリンス自動車のうた(作詞/作曲:三木トリロー)

 この歌は良く知ってます。可愛い声がたまりませんねえ。
 ザ・ピーナッツの乗ってた車は歴代、全部プリンスだったようです。
 私が見たのはピンク一色のプリンス・グロリア・デラックスでした。
 当時は垂涎のカーテレビ付きで、それも2台付いていて、アンテナも2本。
 鹿の角みたいに両側にあって屋根の上に内向きに曲がってました。
 あの派手な車、一目見ただけで、すぐ判りますね。(笑)
 親友の弟さんが、日産自動車に就職したんだけど、後でプリンス自動車を
 吸収合併した時に、プリンスの技術の人は凄い腕なんだけど、日産の連中が
 いびっちゃって、優秀な人は辞めちゃったって。かわいそうな話ですね。

ビオタミン(作詞/作曲:三木トリロー)

 ビオタミンの歌ってこれだっけ? 他になかった?
 これ、あんまり覚えてないなあ。

ルルの唄/くしゃみ3回ルル3錠(作詞/作曲:三木トリロー)

 この歌も有名。「くしゃみ3回ルル3錠」というコピーも有名、大ヒット語句。
 元歌は伴久美子さんが歌ったもの。ピーナッツのはリリーフ登板。
 三共(三共製薬)の製品。風邪薬の名前ではこれが一番可愛いから好きだなあ。
 風邪薬は大正製薬のパブロンが昔から、ダントツの首位。ルルは大体2位です。
 パブロンはコマーシャルが上手。(大正製薬は全部上手い)だから、人気抜群。
 入っている薬はどこも同じようなもの。そもそも風邪薬は人体に危険なお薬が
 デパートのように入っている。たくさん飲んだら死ぬ品目ばかり集めている。
 また、そうでないと効かない。麻薬も入っている。これがないと咳が止らない。
 カゼ引いたら、医者へ行くのが一番だが、面倒だという人はルルでも飲んで、
 会社休んで家でピーナッツの歌でも聴いて静養されていることをお薦めします。
 くれぐれも風邪薬に頼って無理するのは最悪。そういう効き目はないのです。
 特にカゼ薬の殆どに身体の過敏さを抑える成分が入っているので眠くなるので
 車の運転だけは絶対にしないで下さいね。自殺行為だし他殺行為です。

ハマフォームポーリーの唄(作詞/作曲:三木トリロー)

 この歌はザ・ピーナッツの歌で世に出たと思います。ラジオで聴いた位かな?
 私が大好きなのは「ハマフォームの唄」の方でした。
 楠トシエさんが歌ったのが最初でしたが、彼女の場合は三番の歌詞を主体にし、
  ♪パパとママとは明日の夢 仕事疲れて明日の夢
   ベビちゃん寝かせてぐっすりと 浮かぶ夜空に明日の夢
   ふんわりふわふわゴムの泡 ふんわりふわふわハマフォーム
 という歌詞部分を使っていたように思います。
 ザ・ピーナッツのバージョンは彼女達が可愛いネグリジェ姿で登場し、赤ちゃんの
 寝顔を見下ろすようにしながら、
  ♪坊やの夢は丸い夢 ミルク色した丸い夢
   ママのおひざですやすやと やがてふくらむ丸い夢
   ふんわりふわふわゴムの泡 ふんわりふわふわハマフォーム
 と歌っておりました。これは歌詞の一番になります。
 ハマフォームポーリーというのはハマフォームというラバー寝具を軽快にして、
 お子様向けをアピールしたものなので、ここに意図が繋がっている感じもします。
 しかし、いい歌です。こんな素敵な夢のような歌がCMで流れてたなんて....
 やっぱり..いい時代だったのかな?

ナガサキヤ・ピカリコチョコ(作詞/作曲:三木トリロー)

 この歌は初めて聴きました。

こうしてまとめてザ・ピーナッツのCMソングが聴けるとは思いもよりませんでした。
ですが、あまり懐かしいという印象がありません。
私がザ・ピーナッツのファン意識に目覚める以前(〜1961.7まで)に流された
可能性が高い気がします。映画の多数もそうなのですが、ふ〜んという感じでして、
デビュー直後から暫くの間のザ・ピーナッツ人気に便乗した感もなくはありません。
断片的に用いられたが、これが一番多く、また長く使われたのは文化放送JOQRの
歌だと思うので、是非、これを入れて欲しかったなとは思います。

ピーナッツは嫌いだという人は大好きで夢中になっている人と同じくらいにレアで、
誰にでも親しまれる感覚があったと思うのです。無難なキャラクターだと思います。
歌も上手いし、CMソングの歌い手として適切だったのでしょうね。
ただ、次第に実力も格も備わって来たので、プロダクションとしては安価に契約を
しないようになったのかも知れず、後進の弘田三枝子ちゃんなどに主役の座が移り
後年はザ・ピーナッツのCMソングは聴かれなくなりました。

(2004.11.5記)