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♪モッキンバード・ヒル 1961.04
MOCKIN' BIRD HILL
原曲作詞作曲:Vaughn Horton 訳詞:野川香文 編曲:宮川泰
演奏:渡辺晋とシックス・ジョーズ
録音:1961.02.18
一般知名度 | 私的愛好度 | 音楽的評価 | 音響的美感 |
★ | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★★ |
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さて、最初にルーツ探し。
「モッキンバード・ヒル」の基盤となっているのは、1915年にカール・
ジュラーボ(英語版)のレコード盤で米国での人気を博したスウェーデン
のワルツ「Livet i Finnskogarna(フィンランドの森の暮らし)」
とされている。(Wikipediaの記事より)
銘盤その1(パテイペイジ)
https://www.youtube.com/watch?v=EXo3wTgsMB4
銘盤その2(レスポール&メリーフォード)
https://www.youtube.com/watch?v=OLI6zg76_pQ
お手本はその2の方でしょうか?
いずれも二重奏が不可欠のようで、ザ・ピーナッツは適任だったんだ。
ザ・ピーナッツ盤は全部日本語で歌われています。
♪バラ色の朝の光が ほのかに窓にさしこむ
今日もまた 早く小鳥の歌声で起きる モッキンバード・ヒル
※トゥラララー トウィットル ディーディーと
モッキンバードの 歌声で毎朝目覚める
トゥラララー トウィットル ディーディーと
楽しく 花も咲き香る モッキンバード・ヒル
♪チャチだけど畑もあります 鋤・鍬と驢馬と引き臼
古ぼけた小さな あの小屋
わがスイートホームの丘は モッキンバード・ヒル
※(繰り返し)
♪夕暮れに帰るあの丘 見下ろせば みんな暮れゆく
空とあたし 夜の鳥だけ 宵闇に歌う モッキンバード・ヒル
※(繰り返し)
花も咲き香る モッキンバード・ヒル
とても好きな詩です。訳詞となってますが、ほぼ作詞と言えそうです。
野川香文という方が書いたのですが、ザ・ピーナッツのデビュー前に既に
お亡くなりになってますので、ザ・ピーナッツ向けの訳詞ではありません。
おそらくペギー葉山さん向けではないかと思われます。
https://www.youtube.com/watch?v=u1QpVDLl6ZM
おお、この詩は野川香文さんだ。これで間違いない、と早合点をしたい
ところなんですが、これステレオ時代の再録音版音源のようなのです。
ザ・ピーナッツのこのアルバムより後なんですよ。SP盤の時代の録音が
あるのではないかと思われます。そこがはっきりせず、確証が持てません。
まあ、そういうことは大したことじゃないので先に進みます。
さて、モッキンバードとは何なのでしょうか? 木琴鳥じゃないよね〜。
マネシツグミ(真似師鶫)のことで、英名:Northern Mockingbird。
http://interesting.world.coocan.jp/hphp/b/kbpc/i/i-0292.htm
トゥラララー トウィットル ディーディーと啼くのでしょうか?
https://www.youtube.com/watch?v=CMpe34Aign4
あはは、真似師鶫なので、他の鳥の鳴き真似もしちゃってる。
目覚まし時計の真似もするらしいので、歌声で毎朝目覚めるのも可能(笑)
モッキンバード・ヒルに始まり、夢で逢いましょうで終る8つの曲……
どれもわが国でたいへんヒットして、みなさまにお耳なじみのポピュラー・
スタンダードばかりです。
お聴きのとおり、ピーナッツ・カラーでこれらの曲に、新たないろどりを
加え、一段とフレッシュなムードをかもし出しております。
しばしのひととき、彼女たちの歌声にお耳を傾けていただきましょう。
アルバムのライナーに上記のコメントが載っています。
もう皆様お気付きのことと思いますが、レコード随想タイトル下の小画像を
クリックするとレコードとCDのスキャン画像が見れます。このように。
http://peanutsfan.net/LKF1124.html
http://peanutsfan.net/KICS1432.html
紙ジャケCDの裏面が空色なのにレコードの裏面が白なのは私が買ったLPは
モノラル盤だったからで、ステレオ盤のそれは空色だったんです。
モノラル盤が1000円でしたが、ステレオ盤は1300円。製造コストは同じなのに?
そりゃあもうステレオで聴きたいよね。魅力倍増だよ。
でも中学生だったからな〜。レコード買ってもらえただけでも感謝すべきだね。
もう何十年もこのレコードは聴いてないけど。たまにはモノラル聴いてみるかな。
オリジナルじゃないけど、やっぱりザ・ピーナッツのカバーはいいよね〜。
なんか可愛くってさ、この歌なんかとってもお似合いだと思うな。
(2015.07.24記)