最新マスタリングの「モスラ/サウンド・トラック(完全版)」が出ました。

『モスラ』  2010/7/30リリース決定!

店鋪では購入出来ないと思われます。↓こちらからどうぞ。

http://www.thm-store.jp/cnts/st08-04.html

商品名:『モスラ』 オリジナル・サウンドトラック
商品番号:TSFCD-15-1/15-2税込価格:¥3,780
発売日:2010年7月30日

仕様:12cmCD 2枚組

夢幻のロマンに満ちたる国産初のカラー・ワイド怪獣映画『モスラ』。
その極彩色のスコアをモノラル・ステレオ版ともに最新マスタリングで完全収録!!
ながらく廃盤となっていたステレオ版は完全復刻 + ボーナストラック多数。
モノラル版には資料的価値も高いオリジナルマスターテープからの音源を、余す事
無く収録。


『モスラ』 収録内容詳細

disk1(stereo)
1.序曲(M1AT2+M1B) 1:04
2.メインタイトル(M1T2) 1:44
3.インファント島(M2) 0:19
4.奇跡の生還(M3) 0:32
5.調査隊出発(M4) 1:00
6.大密林発見(M5) 0:32
7.洞窟の碑文(M6) 1:12
8.テレパシー音楽I<小美人現わる>(M7) 0:17
9.テレパシー音楽II<小美人と調査隊>(M8A) 0:45
10.テレパシー音楽III<捕らわれる小美人>(M8+M25A) 0:37
11.原住民現わる(M10T2) 1:05
12.テレパシー音楽IV<解放される小美人>(M11B) 0:51
13.調査隊帰還(M12) 0:50
14.インファント島のネルソン(M14) 0:21
15.テレパシー音楽V<ネルソンと小美人>(M15) 0:38
16.巨卵出現(M16+M16A) 1:31
17.THE SECRET FAIRIES SHOW(M17) 0:11
18.ショウ開幕(PS-90) 0:16
19.テレパシー音楽VII<宙を行くワゴン>(M18) 1:16
20.モスラの歌(PS-92) 2:13
21.インファント島の祈り(M19T2) 1:10
22.囚われの妖精I(M20) 0:09
23.テレパシー音楽VIII<中條たちと小美人>(M21) 1:54
24.モスラ誕生(M22) 1:49
25.インファントの娘(PS-106) 2:20
26.オリオン丸の悲報(M23) 0:09
27.テレパシー音楽IX<小美人の悲しみ>(M24) 1:00
28.洋上のモスラ(M28) 0:38
29.モスラせん滅作戦(M25) 1:20
30.囚われの妖精II(M35) 0:15
31.囚われの妖精III(PS-144) 0:27
32.第三ダム決壊(M28) 1:54
33.テレパシー音楽X<信二と小美人>(M29) 0:29
34.モスラの進撃I(M30) 1:16
35.モスラの進撃II(M31) 2:33
36.東京タワーとモスラ(M28) 1:53
37.モスラ糸を吐く(M32)0:20
38.モスラの繭(M33) 0:17
39.原子熱線砲(M34) 1:08
40.成虫モスラ出現(M35) 0:39
41.モスラ翔ぶ(M36) 1:11
42.ネルソンの最期(M37) 0:49
43.ニューカークシティの鐘I(M38) 0:53
44.ニューカークシティの鐘II(M39) 1:13
45.テレパシー音楽XI<小美人との別れ>(M39A) 1:19
46.エンディング(M40) 1:32

bonus track
47.モスラの歌〜インファント島の祈り(M18+PS-92+M19T2+M20) 4:18
48.巨卵出現(M16) 1:31
49.テレパシー音楽VI<奪われた小美人>(M16A) 0:51
50.モスラの進撃(M30) 1:21
51.インファントの娘(PS-106) 2:19
52.モスラの歌(PS-92<カラオケ>) 2:14
53.モスラの歌(PS-92<歌>) 1:49
54.インファントの娘(PS-106<カラオケ>) 2:19
55.インファントの娘(PS-106<歌>) 1:54
56.囚われの妖精I(M20<カラオケ>) 0:10
57.囚われの妖精I(M20<歌>) 0:09
58.成虫モスラ出現(M35<カラオケ>) 0:39
59.成虫モスラ出現(M35<歌>) 0:38
60.エンディング(M40未完成T2) 1:33
61.エンディング(M40<歌>) 0:50

disk2(monaural)
1.メインタイトル(M1T2) 1:44
2.インファント島(M2) 0:20
3.奇跡の生還(M3) 0:33
4.調査隊出発(M4) 1:17
5.大密林発見(M5) 0:32
6.洞窟の碑文(M6) 1:12
7.テレパシー音楽I<小美人現わる>(M7) 0:17
8.テレパシー音楽II<小美人と調査隊>(M8A) 0:47
9.テレパシー音楽III<捕らわれる小美人>(M8+M25A) 0:37
10.原住民現わる(M10T2) 1:05
11.テレパシー音楽IV<解放される小美人>(M11B) 0:51
12.調査隊帰還(M12) 1:17
13.インファント島のネルソン(M14) 0:21
14.テレパシー音楽V<ネルソンと小美人>(M15) 0:38
15.巨卵出現(M16+M16A+PS-76) 1:30
16.THE SECRET FAIRIES SHOW(M17) 0:11
17.ショウ開幕(PS-90) 0:16
18.テレパシー音楽VII<宙を行くワゴン>(M18) 1:15
19.モスラの歌(PS-92) 3:34
20.インファント島の祈り(M19T2) 1:09
21.囚われの妖精I(M20) 0:10
22.テレパシー音楽VIII<中條たちと小美人>(M21) 2:01
23.モスラ誕生(M22) 1:49
24.インファントの娘(PS-106) 2:22
25.オリオン丸の悲報(M23) 0:09
26.テレパシー音楽IX<小美人の悲しみ>(M24) 0:59
27.モスラせん滅作戦(M25) 1:20
28.囚われの妖精III(PS-144) 0:47
29.テレパシー音楽X<信二と小美人>(M29) 0:31
30.モスラの進撃I(M30) 1:16
31.モスラの進撃II(M31) 2:32
32.東京タワーとモスラ(M28) 1:53
33.モスラ糸を吐く(M32) 0:20
34.モスラの繭(M33) 0:17
35.原子熱線砲(M34) 1:07
36.成虫モスラ出現(M35) 0:39
37.モスラ翔ぶ(M36) 1:11
38.ネルソンの最期(M37) 0:49
39.ニューカークシティの鐘I(M38) 0:49
40.ニューカークシティの鐘II(M39) 1:21
41.テレパシー音楽XI<小美人との別れ>(M39A) 1:20
42.エンディング(M40) 1:32

bonus track
43.序曲(M1AT1) 1:01
44.序曲(M1AT2) 1:03
45.序曲(M1B) 0:54
46.メインタイトル(M1T1) 1:43
47.テレパシー音楽(M8) 1:18
48.テレパシー音楽(M9) 0:32
49.原住民現わる(M10T1) 1:05
50.テレパシー音楽(M11) 0:40
51.テレパシー音楽(M11B原) 1:02
52.モスラの鐘(M13) 0:20
53.巨卵出現(M16) 1:31
54.テレパシー音楽VI<奪われた小美人>(M16A) 0:51
55.インファント島の祈り(M19T1) 1:09
56.インファントの娘(PS-106RR) 2:20
57.テレパシー音楽(M26) 1:03
58.テレパシー音楽(M27) 0:52
59.モスラの進撃(M30リピート分) 1:26
60.ニユーカークシティの鐘(M39イ) 1:20
61.エンディング(M40未完成T1) 1:32
62.エンディング(M40未完成T2) 1:32
63.現場用プレスコI(PS-76) 1:05
64.現場用プレスコII(PS-97) 3:03
65.現場用プレスコIII(PS-224) 0:34
66.現場用プレスコIV(PS-225T3) 1:33

作曲:古関裕而

作詞・作曲:池すすむ
DISC1:トラック 25、51、54、55
DISC2:トラック 24、56

作詞:本多猪四郎・田中友幸・関沢新一
DISC1:トラック 20、31、53
DISC2:トラック 19、28

歌:ザ・ピーナッツ
DISC1:トラック 20、22、25、30、31、40、46、51、53、55、57、59、61
DISC2:トラック 19、21、24、28、36、42、56、66


『モスラ』 ライナーノーツより抜粋

25.インファントの娘(PS−106)
 小美人の乗ったワゴンが宙を進むと、それを追うようにしてモスラの海を渡る画が
オーバーラップされる。この幻想的シーンに流れる、ザ・ピーナッツによるスローバ
ラードは、豪華客船・オリオン丸が、偶然モスラの進路に当たってしまい、のしかか
られるようにして破壊されるところまで続く。
 本編ではオリオン丸の汽笛にほぼ消されてしまっているが、前半部の歌詞「海の底」
の「こ」を境にしてピッチが変わっており、モノラルのPS-106と比べてみると、前半
のみをテンポアップしていることが判る。
 1978年に初リリースされたEP盤レコードは、モノラルのPS−106を使用
していたため問題はなかったが、ステレオ版のPS−106は、オケ・歌共にシネテー
プの段階でピッチが変更されてしまっているため、これまでのCDには、映画と同様、
前半のピッチが速いものしか入っていない。
 本CDでは、モノラルのPS−106、つまりオリジナルの状態を再現できるよう、
前半部分を本来のピッチに戻して収録した。映画や今までのステレオCDを聞き慣れ
た耳には、「スピードが遅い」「キイが低い」という違和感を持たれるかも知れない
が、このテンポこそが録音時の姿である。
 前半のピッチを変えた理由については、キューシートにも記載はないが、例えば、
プレイバックを聴いたスタッフ(もしくはプロダクションサイド)により、出だしが
低いという判断がなされ、ピッチを若干上げることになった、だが撮影が終了してい
たため、歌と画面のシンクロする部分が多い後半はそのままにせざるを得ず、前半だ
けピッチを上げることとし、SEでうまく隠れるよう編集ポイントが決められた、と
いう推測は可能だ。

今回の「モスラ」オリジナル・サウンドトラックでは、実に様々な音源を収録いたし
ました。映画音楽の現場で録音され、形に残っているものすべてといっても過言では
ありません。謎めいたところもある「多元磁気立体音響」をはじめ、「モスラの歌」、
「インファントの娘」、古関氏の音楽についての様々な考察が可能になるかもしれま
せん。



(2010年8月4日)