オリジナルバージョンと再録音いろいろについて

その1
「スク・スク」の歌詞 “麻薬に良く似た”が先行オリジナルの筈です。
何から得た情報だか定かではないのですが歌詞の差し換えを 行ったらしいのです。
(“麻薬”が不適切みたいです)
私のEP版も“麻薬”版ではないので素早い処置なんでしょうね。
記憶では“麻薬”の歌詞で最初は歌っていたようでしたが?
“麻薬”版を持っている人はレアものということになるのかな。

その2
「東京たそがれ」の初回ステレオEP版はないのか?
初期の例ではSP版とモノラルEP版の併存時期があり、 特にB面が民謡の場合、
SP版が結構売れたそうです。
理由がわかりますか? それは踊りの練習の時、同じところをくり返しかける訳で、
SP版の方が幅が広いので針を戻す見当がつけやすいのです。
やがて、モノラルとステレオの併存時期がくると、この両方を プレスしてレコード屋さんは
棚を区切って区別して売りました。 見た目には同じように見える溝ですが、大変な違いがあって
モノラルは上下振幅のみ、ステレオは斜め左右に45度の振幅を 音の波として検出するので
針の支え方から違うし、針先の曲率も 違うのでステレオ装置でモノラルを聴いてもプロ用途で
なければ 問題ないですが、逆をした場合は盤に致命的なダメージを残して しまうことになります。
私はお小遣いの関係でモノラル装置しか持っていなかったので、 ステレオ版を横目で恨めしそうに
眺めながら泣く泣くモノラルを 買っていたのです。 だからCD化された時は、
やっとお前に再開出来たんだ、と感涙の 極みであったわけであります。
2000年5月7日

「華麗なるフランシス・レイ・サウンド」に4チャンネル盤あり!

レコード番号「4K 2」です(現品保有)。

このレコードのトップ「ある愛の詩」の間奏に後日復刻CD化されたものを聴くと ピアノの
パッセージが入っているが、「4K 2」では何と入っていない。
通常の2チャンネル盤LPではどうだったのか面白いから知りたい。
私は「4K 2」トラックダウン作成時にアウトドロップさせてしまったのではないかと思う。
主旋律なしの随分間の抜けた編曲だなあと思っていたらCD化で納得した。
(私もそう思っていたという人いるかなあ)

これに対しての返答・・・アンカー
4チャンネル盤が出ていたという事は知りませんでした。
「通常2チャンネル盤」は持っておりますが、間奏の部分にはちゃんとピアノの旋律が
入っていますね。(復刻CDと同じ)
ということは4チャンネル盤だけ変わっていたという事ですね。
それはわざとなのか、それとも間違ってそうなったのか気になりますねえ。
キングレコードさん、教えてちょうだい。
2000年5月7日

ザ・ヒット・パレード放映開始

まだ小学生だったわけで、どういう感情だったのだか覚えがありませんが、
南京豆の 殻の張りボテから登場するピーナッツはお気に入りだったと思います。
番組構成上そういう演出をしていたわけですから当然なのでしょうが、
ピーナッツの 歌はやはりメインであり、子供なりに注視していたわけです。
子供が思ってはおかしいのですが、とても可愛いらしくて、肝心の歌もストレートな
良さが凄くわかりやすいといった感覚で視聴していたと思います。
でも大好きだ、とは子供心にも照れくさくて認めたくないような感情があったみたい でした。
炬燵でミカンなど食べながら横目で可憐な衣装のお二人の姿を横目でチラチ ラ見ていた
ような記憶があります。
現代みたいに家族がバラバラの時間を過ごす時代じゃなかったので一家七人が六畳の 茶の間で
ザ・ヒット・パレードを見ていたわけで父や祖父なんかも洋楽に付き合って いたのだから
可笑しいような気がします。
最近になって当時の事を書かれた番組担当のお話など読むと製作予算も少なく、
狭い 場所で番組を作っていたらしいのですが、とてもそんな風には思われず、
デラックス なスタジオで豪華絢爛、斬新で華々しい番組と感じていました。
2000年5月7日

腰痛とピーナッツ

私ももう53歳。歳のせいと運動不足のために腰痛が慢性化して困っている。
この腰痛で思い出すのはピーナッツの病気療養時期のこと。
横浜の県立音楽堂でピーナッツの歌を聴ける機会が2度ありま したが、
後の方の悲しいような思い出があります。
どこかの企業主催のイベントのピーナッツショーだったと思いますが、
入ると立て看板があってピーナッツ急病のため演しものに変更がある旨のお断り書き が
提示されていた。ショック!!!
後日わかったのだが椎間板ヘルニアで姉のエミさんの方がダウンしたらしいのだ。
その後、テレビの出演も暫くなかったのだが、リアルタイムで急病を知った私は一体
何が起きたのだろうと心配で心配で仕方がない。 ユミさんの方だけちょこっと挨拶程度に出て、
オフの中島潤さんが応援に登場。
この時、へえーさすがだなと思ったのは、伴奏役のシックスジョーズが主演に早変わ りして
色んな演奏(バイオリンまで)を駆使して、何とかお客さんを楽しませたこと。
(プロだ!!!)
一方、ユミさんの元気のないこと。(こっちが病気かと間違えてしまうような感じ)
プロらしく一人でも何とかするべきじゃ、というのは過酷な要求ですよね。
プロ中のプロのピーナッツさんも人間味あふれるお嬢さんなんだと逆に思った。
基本的にそういうアドリブはまったくきかない実直なお二人なんでしょうね。
そう、そこがいいところなんだよね。きっと。
責任感が強いと言われるお二人だけに、舞台に穴をあけるとこまで至ってしまったのは
余程の激痛だったのでしょう。
快復には大分時期が必要だったようですが、その後は(再発など)本当に大丈夫になっ たのでしょうか。
2000年5月23日

日劇ステージのピーナッツ

人気絶頂の公演なので前売り券発売直後に指定をとらないと前の方の席はとれない。
一度だけ家族みんなで観に行こうということになって(祖父母は留守番だが)、
はりきって二列目を5枚ゲットした。(学校ちゃんと行ったのかな)
老若男女問わず楽しめるショーだから皆楽しく観劇したのだが、
わあ、これは、と私 が狼狽したのはピーナッツの網タイツの踊り。
踊れる歌手に成長してからはお約束の 場面になったし、大変にGOODではあるのだが、
何しろ脚線美が超色っぽい。 それも4本立てだ。
脳髄に曲線がスペシウム光線となり突き刺さって痺れてしまう。
自分の大好きなお方が私の家族の前でこんなあられもないお姿を!
今では、もう何をバカなこと考えてたのか笑ってしまいますが、その時は、
ああ、今日はやめてほしかったなあと思ったのでした。
しかし、妹などは「ピーナッツってちっちゃくて可愛いのね」などとまるで違う感想 を
持って頂けたので、ほっとしたのでした。


2000年6月6日

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