残酷な天使のテーゼ     投稿日:2002/11/12(Tue)

あはは...脱線ついでにもっと書いてしまえと心の中の悪魔が囁きまして....
実は他のネタ原稿を用意したのですが、もう止まりません。いけいけ。
エヴァ(TVアニメシリーズ『新世紀エヴァンゲリオン』をマニアはこう称します)
にハマったのは会社の夏休みで夜更ししていたら、このアニメを連続再放送していて、
それは、23話だったのですが、元々SFマガジン中毒中学生の成れの果てなので、
あ、この想定は面白そうだ、と、ピンと閃きました。それからです地獄は。
翌日、第一、ニ話の入ったLDを買って来てしまいました。

こ、これは面白れえ。
とうとう、出ていたLDは全部買って、次はまだか〜まだか〜と待ちわびるように。
何だかわけのわからんエヴァ本を六十冊以上読み漁る。そして遂に劇場版上映。
異質な年代であることなどかまう余地もなく、若者と一緒に、新最終話に唖然、呆然。
いやはや、こんなに興奮したことは近年なかったなあ。
エヴァのことなんか語り尽くされてますから、委細省略。
アニメージュの記事によると(何て本を愛読してるの)ですね、現在、一週間に放映
されているアニメは72本だそうな。これは、まあ、なんと凄まじいものであります。
これが制作出来ていること自体が奇跡でしょうね。

もう一口にアニメじゃ通らない程に爛熟して、様々な映像音楽文化が生成されてます。
総じて民放の番組中では作品としてのクオリティはアニメが段違いに優れている。
また、アニメなんか見ていないという人も知らず知らずにアニメ音楽を耳にしている。
安物のバラエティや取材ものの番組にはアニメBGMが頻繁に転用されているのだ。
「セラムン」のBGMだけで600曲が作られている。驚異の品質なのだ。
エヴァのBGM第三集はオリコンヒットチャートのトップに躍り出た。BGMがだ。
妖刀村正の切れ味を思わせる凄い音楽だ。声優演技も鬼気迫っている。芸術だ。
でも、言わんとしている理念が明解で押し付けが強い宮崎作品はあまり好きではない。
作っている側も持って行きようがないかのような凄い熱気、狂気がエヴァにはあった。
娘が、私も見てみたい、というので、再上映の機会に連れ立って行った。
「なんだかわかんないけど、凄い」...まことにまっとうな反応である。

映画の内容や意味なんか私にはどうでも良いのである。エネルギーを頂戴したのだ。
好きな事を夢中でやったんだなあ、という熱情が、感動が伝わってくるのである。
血が騒ぐ、というのはこういう「写真」を観た率直な心境で、俺も何かしよう!
何でもいいから、もう、じっとしていられない、という気持ちになった。
だから、会社の仕事でも、この時期、いい仕事が出来た。
まさか、エヴァ観たからだとは、お釈迦様でも気がつくめえ。
このようなスタッフ連合軍の思い入れの強い集中力はシャボン玉ホリデーでも感じた。
今の若い人達だって、あの時代に匹敵する、または凌駕する素晴らしい仕事っぷりを
見せているのだ。それも過去の蓄積を見事に活かしてハイセンスで再構築している。
スターチャイルド・レーベル(キングレコード)も元気いっぱいだ。

「セラミュ」の新作伴奏はモスクワの管弦楽団の演奏音源を多用していたりする。
アニメの演奏の多くは今でも重厚な大編成オーケストラの生録音が使われている。
こういうものは残念ながら肝心の歌番組ではもう聴けない時代になったのである。
鉄腕アトムがいよいよリメイクして登場するらしい。作画し直すべきだと思ってた。
宇宙戦艦ヤマトも映像は全面的に刷新してほしい。音楽は素晴らしいのだからね。
来年も私の誕生日には、林原めぐみさんのエッセイ本を娘にプレゼントして貰おう。
(次回はアニメからいったん離れよう)


------------------------------------------------------------------------
Re: 残酷な天使のテーゼ migiri - 2002/11/13(Wed)


こそっと…仕事にとりかかるまえの気持ちを奮い立たせる音楽に…
アニメの歌を今も(!)聴いてます…
昔は宇宙戦艦ヤマト…今は(’’;)残酷な天使のテーゼ、
Fly Me To The Moon、セラムン関係一連…etc…
やっぱいたのね…ご同輩…(^^;
今日はアスカ・レイ・ミサトのFly Me To The Moonで出勤です。
でわ〜(^^;

気まぐれ随想メニューに戻る メイン・メニューに戻る 次の随想へ